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アナログレコード

辞書:文化用語の基礎知識 音楽・技術編 (LMTECH)
読み:アナログレコード
外語:analog record 英語
品詞:名詞
2000/12/01 作成
2006/11/20 更新

螺旋状に引かれた溝に音の信号の凸凹を付けることで音声を記録した、円盤状の音声記録媒体のこと。

1980年代まで一般に広く普及していたが、1980年代末に登場したCDにその座を奪われた。

レコードのそもそも原理は1877(明治10)年のエジソンの発明「蓄音機」と同様である。

1890(明治23)年に最初の円盤式蓄音機が出来、レコードの量産が始まった。

当初は水平方向の振幅変化しか記録しなかったため原理的にモノラルだが、1930(昭和5)年にブラムインにより発明された45-45マイクログルーブ方式と呼ばれるステレオ録音技術が1956(昭和31)年に実用化され現在に至る。

アナログレコードには、一般的なものだけでも大きく三種類があり、これ以外にも色々なものがある。

SPレコード(SP盤)

初期のものは毎分78回転の12インチ(30.48cm)盤で、片面で約4〜5分間程度の録音が可能だった。

これをSP(Standard Play)レコードと呼ぶ。

LPレコード(LP盤)

1948(昭和23)年に毎分33 1/3回転の12インチ(30.48cm)盤を米Columbiaが発表し、これは片面24分録音可能でLP(Long Play)と呼ばれる。

EPレコード(EP盤)

翌1949(昭和24)年に米RCA-Victorが毎分45回転の7インチ(17.78cm)盤を発表し、これは片面4分30秒録音可能でEP(Extended Play)と呼ばれた。

盤の種類の特徴

LP盤は同じサイズで長時間再生を実現したのに対し、EP盤はSP盤相当の再生時間を小型レコードで実現した。

EP盤は片面に1曲しか曲が入らないことからシングル盤とも呼ばれ、シングルCDやシングルDVDなどにその名を残している。また真ん中に大きな穴があり、アダプターが必要だったことから、EP盤はドーナツ盤とも呼ばれていた。高級プレイヤーではEP盤がそのまま乗せられるような窪みが付いているものもあった。

レコード針

回転するレコードの音溝に針を落とし、溝の凹凸をセンサーで検出する。

このため針は丈夫なものが要求され、LP盤やEP盤ではサファイアダイアモンドが使われていた。サファイア針で1本約50時間、ダイア針で1本約200時間使えたと言われている。

SP盤では鉄針、戦時中の日本では竹針などが使われていたそうだが、双方とも一回限りの使い捨てであったとされる。

回転数を表わす呼称に

このようにLP/EPは元々レコードの径と回転数の双方を表わしていたが、後に10インチ(25.40cm)盤なども登場してきたため、LP/EPは回転数だけを表わす呼称となった。

更に、小型の3インチ(7.62cm)盤や大型の15インチ(38.10cm)盤などという特殊なものもあるが、本当に特殊なので普通のプレイヤーでは使えない。

角速度一定

レコードは回転が角速度一定(CAV)という原理上、内周部と外周部では情報密度が全く違う。

このため、最後(内周部)に収録されている曲は最初(外周部)に比べ音質がいまいちになりやすい。一部にLDなどでも同様に画質劣化があると噂する人がいるが、こちらは単に容量を無駄に使っているだけのことで情報そのものの差は全くない。

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