国の議会。国権うち立法権を担う機関。日本国は二院制をとっていて、国会議事堂という建物に衆議院(上院)と参議院(下院)がある。
国会は、その両院について、国民より選ばれた議員(これを国会議員という)によって構成される。
この国会は、国民のための法律案などを話し合い、その案は最終的に両院が良しと判断したときに正式な法律となる。
現在の日本の国会は、報道を見る範囲ではまともに機能していないように見えるが、実際にそうである。
国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である。
と書かれる。
但しこの条文を頭から信じてはならない。日本国憲法はアメリカ人がたった2週間で仕上げた適当な憲法であり、穴だらけの憲法だからである。
三権分立の建前上、内閣(行政権)・最高裁判所(司法権)・国会(立法権)は、対等の立場であることが望ましい。日本では一般に対等だと言われてはいるが、実際にはそれは理想論に過ぎず、平等ではない。これは他国も同様である。
さて、もし国会が最高であるなら、内閣と裁判所はどうなるのか、という疑問が残る。
まず、内閣総理大臣の指名は国会が行なう。故に国会>内閣は自明である。が、現実には国会のトップ衆議院議長と参議院議長より、内閣のトップ内閣総理大臣の方が権力は強そうに見える。
次に、最高裁判所の長を決定するのは内閣であるから、少なくとも内閣>裁判所は自明である。従って、日本では、国会>内閣>裁判所という順序があり、三権は平等ではない。
また、国会は「国の唯一の立法機関である。」とされている。
しかし、日本国憲法第94条では、地方公共団体が「条例」を制定できる旨規定されているほか、日本国憲法第73条6では、内閣も「政令」を定めることができる旨規定されている。
条例や政令は「命令」であって法律ではない。他の機関も立法に近いことはするが、実際に立法を行なうのは国会だけである。
かくして、国会議事堂では選挙前だけ人に頭を下げ、その他の時期は私利私欲のためにがんばる方々が昼寝をするための場所となっている。
国会が催される建物を国会議事堂といい、東京都千代田区永田町一丁目にある。
現在の国会議事堂は、1936(昭和11)年に明治憲法の元、帝国議会議事堂として建立されたものであり、戦後に国会議事堂となった。
建物は、正面からみて左右対称となっていて、正面より左側が衆議院、右側が参議院(旧・貴族院)となっている。これを俗に「左優位の法則」という。
中央玄関、中央塔などの中心部は、衆議院でも参議院でも使うものだが、所轄、警備、維持などは衆議院の管轄となっている。
建物自体は3階建てで、中央塔は4階建て。但し塔は頂上までを含めれば9階建てである。衆議院、参議院の議場は2階にあるが、2階から3階まで吹き抜けの構造となっている。
ちなみに三権分立の建前上、国会(司法)の警備を警察(行政)がするのは良くないとされていて、国会警備は独自に警備員を配置している。但し国会敷地外は警察が警備する。