日本のこと。天皇が統治する国土の総称として用いられる呼称。
伊邪那岐命(イザナギノミコト)と伊邪那美命(イザナミノミコト)がまず産んだ八つの国土。元々「八」とは多数を表わす語であったが、ここでは実際に八つの島となっている。
つまり、日本の島々はそれ即ち神であり、国土にも命が宿っているとするわけである。
このように男女の神の交わりによって島が作られたとするのは、他の国の神話には類例が殆どない。
そして最大の特徴は、日本が大陸ではなく島であるということを、きちんと認識していることにある。
現在でも、単に自分の周囲を見渡して日本が島であると認識することは無いわけだが、大昔から日本人はここが島であることを認知していたわけである。
これは、当時から日本民族は船で海をまわる民族であったことを如実に示しており、同時に大陸の民族とは決定的に系統が異なっていることをも示しているわけである。