日蓮宗

読み:にちれん・しゅう
品詞:団体組織名

大乗仏教における宗派の一つで、日本仏教の十三宗の一つ。禅系。

目次

  • 宗祖 ‐ 立正大師 日蓮大聖人
  • 本尊 ‐ 大曼荼羅(十界曼荼羅)、釈迦牟尼仏、三宝尊
  • 経典妙法蓮華経(法華経)
  • 唱名 ‐ 南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)
  • 総本山 ‐ 身延山久遠寺(山梨県南巨摩郡身延町身延)
  • 日常のおつとめ ‐ 合唱、礼拝、唱題、法華経の読諦
  • 数珠(念珠) ‐ 百八珠(本連)、房は片方が二つ、もう片方が三つ

教義

釈迦の説いた教えのうち、法華経を最高の教えとして拠り所とする宗門である。

そして、この法華経を読み布教した日蓮(日蓮宗では日蓮大聖人と呼ぶ)を宗祖と仰いでいる。

題目南無妙法蓮華経」は、この法華経に帰依する、という意味であり、法華経に教え導かれ、信仰に励めば、やがて世界は平和になり、人類は幸福になるとする教えである。

宗祖

鎌倉時代に日蓮が開宗した。日蓮は、法華経に帰依し、南無妙法蓮華経を唱えれば救われる(成仏できる)と説いている

日蓮が開宗して間もない頃、日本は大地震や飢餓難病などが起きた。日蓮は宗教者として、その解決法は法華経にあると説いた。日蓮の著書である「立正安国論」によると、法然の説く専修念仏(浄土宗)が広まったことで、正法である法華経の信仰が失わつつあることが災いの原因だとされている。

仏壇

日蓮宗の仏壇は、最上段の中央が本尊、向かって右が鬼子母神、左が大黒天である。本尊は、十界曼荼羅、釈迦牟尼仏、三宝尊のいずれかとする。

そして、その本尊の前に日蓮聖人の像を祀る。

大きく二派存在する。

法華経を教典とする題目系の宗派は日蓮宗だけではなく、他にも存在する。

そういった日本の仏教系新興宗教や新興カルト(新興というには比較的古いものもあるが)は不思議と日蓮系教団が多いが、それら日蓮系教団と日蓮宗は概ね無関係である。

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