民主主義

読み:みんしゅしゅぎ
外語:democracy , Demokratie ドイツ語 , demokrat/ism/o エスペラント
品詞:名詞

主権が人民にある政治体制。多数決によって全てが決まるシステム。その根幹に、思想信条および言論の自由の存在を前提とする。対するは社会主義である。

民主主義とは、平和的に、血を流さずに政治闘争をするためのルールであり、結果として「最大多数の最大幸福」が実現されるように社会を揺り動かす制度である。つまり見切りの哲学であり、言い替えれば、少数意見の排除、見切りを制度化したシステムといえる。市場原理と似たような機能である。

国に優秀な人間が一人でもいれば、それを代表として政治が行なえるが、世の中必ずしもそうではない。そこで皆が納得するよう、「仕方がなく」多数決による政治が考えられた。

少し考えれば分かるが、多数決では、必ずしも正しい結果は得られない。皆が知らないようなことは、多数決では結論が出せないからである。しかしそれで結果として誤った道を選び、国民が損害を受けても、それはそれを選んだ国民全員の責任ということで、円満に解決できるわけである。

数ある政治体制の中でも、民主主義ほど厳密なルールの遵守を必要とする制度はない。投票で決めたとしても、"自分は納得いかない" などという集団が勝手なことをする権利を認めてしまえば、民主主義は簡単に崩壊してしまうことになるからである。