漢字の廃止

読み:かんじのはいし
品詞:名詞

元々国語表記に漢字を使用していながら、その表記方法をやめてしまうこと。

目次

漢字を使う場合、同音異義語が多数あっても、漢字による表記の違いにより区別することが出来る。日本語も同音異義語は多いが、漢字があるため、あまり大きな問題にはなっていない。

しかし、このような言語で漢字を廃止し表音文字のみにしてしまうと、同音異義語区別不能など様々なトラブルが発生することから、一般に「愚行」とされている。

ベトナム語

ベトナム語は漢字および字喃(チュノム)と呼ばれる漢字風の独自文字を使用していた。

ベトナムは現在、漢字を廃止しているが、これはベトナムがフランスの植民地になり、フランスが漢字を禁止したためである。たまたまオランダの宣教師がベトナム語をアルファベット表記する表記法を完成させていたため、これを強制し、現在のようになっている。

つまり、ベトナムは自ら進んで漢字を捨てる愚を犯したのではなく、植民地時代の名残である。

大東亜戦争が起こり日本がアジア解放を実現したが、ベトナムでは今も漢字は復活していない。長く漢字を使用しないことになると、教育する人材がいなくなってしまうのである。

朝鮮語

朝鮮は南北とも、漢字を廃止し、表音文字であるハングルのみを使用している。

朝鮮の場合はベトナムとは逆に、日本の統治下に入り教育が施され、漢字・ハングル交じり文が教育に取り入れられた結果、識字率の大幅な向上に寄与した。しかし、支那・漢字嫌い、日本・日本語嫌いといった悪性の病気が進行し、自ら漢字を捨てる愚行をやってのけたのである。

北鮮の現状は不明だが、南鮮に限って言えば、識字率の劇的な低下、機能的文盲者の激増といった問題が発生し、自国語の読み書きすら満足に出来ないようになってしまった。

簡単な漢字教育の再開などは始まっているようだが、日常生活では殆ど漢字を使っていない現状、改善は見込めていないようである。

日本語

日本では、漢字を廃止する予定はなく、常用漢字の追加をしたり、戦後に簡略化した字体を元に戻すなど、今後更に漢字を使っていく予定である。

しかし昔から、日本にも漢字を廃止し仮名文字だけにしようとする勢力が存在した(「カナモジカイ」など)。

こういった勢力の目的は様々だが、その多くは日本文化の破壊、国家解体などを目指しているようである。

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漢字

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