老人と海

読み:ろうじんとうみ
外語:The Old Man and the Sea 英語
品詞:固有名詞

米国の作家、アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ作の小説。雑誌「ライフ」1952(昭和27)年9月1日発売の特別号で初版が刊行される。この作品でヘミングウェイは1953(昭和28)年にピューリッツァ賞、1954(昭和29)年にノーベル文学賞を受賞する。

一人の老漁夫が海に出て八十五日目にようやく巨大なカジキマグロが針にかかり、三日間戦いつづけた後に勝利を収め、あまりの大きさに舟に入りきらず、舟にくくりつけて帰港する。その途中にサメが待ち受け、老人の懸命な抵抗も空しく、カジキはサメに食い尽くされてしまう。浜にたどり着いたとき、残されていたのは魚の骨と頭だけであった。砂浜に倒れこみながらも小屋にたどり着き、ベッドに体を横たえる。そして物語は老人のライオンの夢で締めくくられる。

徹底した外面描写が特徴。淡々と出来事を書き連ねるため、心理描写はほとんど出てこず、心の動きを独り言やしぐさ・思考から読み取らなければならない。

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