写真システムの一つAPSで使われるフィルムサイズの一つ。
APS自体は全く普及していないが、現在この語はデジカメ用語としてよく使われている。
APSにおいては、フルサイズのフィルムサイズとされている。
APSでは通常の35mmフィルムよりも一回り小さなフィルムを使用しており、サイズは横30.2mm×縦16.7mmで、アスペクト比は16∶9となっている。
APS-HサイズはAPS-Cサイズよりは大きいが、35mmフィルムよりは小さい。
このため実撮影画角は、35mmフィルム用の焦点距離の表記を約1.3倍したレンズとほぼ同じ画角になる。言い替えれば、同じレンズを使用しても35mmフィルムの焦点距離より約1.3倍長くなる。
この特徴は、望遠撮影には有利となる一方、広角には不利となる。
例えば18mmレンズを使っても23mm相当にしかならないため、画角不足に陥る可能性がある。
APS-Cサイズよりも素子が大きいことから、画質面では有利である。
このため、ハイエンドのデジタル一眼レフで採用されている。
主要なターゲットは元APS-Cサイズのユーザというよりは、元35mmフルサイズのユーザであるとも言える。
35mmより小さいことから望遠側にシフトしており、また焦点距離等の計算が面倒ではあるが、35mmフルサイズの素子を使用するよりは安価となり、現実的な価格の製品として提供出来る。