EF50mm F1.8 Ⅱ

読み:イーエフ・ごじゅうミリ・エフいってんはち・トゥー
外語:EF50mm F1.8 II 英語
品詞:商品名

キヤノン一眼レフカメラ用単焦点レンズの一つ。

目次

焦点距離50mmの標準レンズである。

写りの割に驚愕の安さ(実売1万円未満)がウリの小型軽量レンズで、人気が高く、ロングセラーだった。

基本仕様

  • 構成: 5群6枚
  • 距離: 0.45m〜∞
  • 倍率: 最大0.15倍
  • 口径: 52mm
  • 質量: 130g
  • 直径: 最大68.2mm
  • 長さ: 41mm
  • 型番: EF50182
  • 定価: ¥12,000(税別)

機能等

  • 焦点距離: 50mm (35mm判)
  • 開放F値: 1.8
  • 機構: 特殊なものは何もない
  • 贅沢なレンズ: なし

利点

50mmとしては、業界一安いレンズである。ファンが多いことからも分かるように、安くても写りは良い。そもそも、高いレンズを使えばいい写真が撮れるわけでもない。

下手なキットレンズより綺麗に写る。その上、小型軽量。

難点

値段が値段だけに、気泡が入っていたりする率が高いらしい(気泡が入るとB級品になるが、写りには深刻な影響はない)。しかし、このレンズにケチをつけるのは野暮というものである。

数千円で買えるレンズだからこそ良い商品だからである。同じものが品質管理で価格三倍では魅力が薄い。それならば、三つ買って一番良いものを使う方が良い。

上位のレンズに、次のものがある。

  • EF50mm F1.4 USM (290g、¥55,500)
  • EF50mm F1.2L USM (580g、¥185,000)

このレンズに文句があるなら、上の1.4を買うべきであろう。

寄れない

最短撮影距離が45cmなので、あまり寄ることが出来ない。

従って、マクロ撮影などには向いていない。

フィギュア撮影などをしたいのであれば、マクロレンズなどを使うほうが良いと思われる。

後継

1990(平成2)年12月に発売されて以降、長く販売されていたが、2015(平成27)年5月に遂に後継モデル「EF50mm F1.8 STM」が登場し、販売が終了となった。

後継モデルは、好評(?)の光学系は完全にそのまま、最短撮影距離が35cmに短縮されたり、AF駆動にSTM(ステッピングモーター)を採用したり、7枚羽根の円形絞りになったり、アダプターリング無しで直接フード装着が可能になったり等の改善が施され、定価は19,500円(税別)と7500円も値上げとなっている。

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