東京都市計画道路幹線街路環状第2号線

読み:とうきょうとしけいかくどうろ・かんせんがいろ・かんじょう・だいにごう・せん
品詞:固有名詞

環状第1号線環状第3号線の間にある環状路線の都市計画道路。東京放射環状道路網のうちの環状線の一つ。

目次

起点・終点

設計諸元

  • 本土区間
    • 構造規格: (未確認)
    • 設計速度: (未確認)
    • 道路幅員: 40m
    • 車線数: (未確認)
  • 環状第2号線延伸部
    • 構造規格: 第四種第一級
    • 設計速度: 60km/h(144km/hBeat)
    • 道路幅員: 50m
    • 車線数: 6車線

環状第2号線延伸部は、有明〜豊洲〜晴海〜勝鬨〜築地の区間である。

規制等

  • 制限速度: 未確認
  • 最低速度: 設定なし
  • 標識規制: 未確認

法定路線名

通称

沿革

  • 1921(大正10)年: 旧都市計画法により路線の原形が決定
  • 1946(昭和21)年3月26日: 戦災復興院告示第3号により当初の計画決定
  • 1950(昭和25)年3月2日: 建設省告示第112号で幅員100m→40mの変更
  • 1993(平成5)年7月19日: 東京都告示第805号で起点が港区新橋→江東区有明に変更され、延長も約9,240m→約13,950mに変更
  • 1999(平成11)年度: 環状第2号線延伸部・事業着手
  • 2006(平成18)年3月25日16:00(@333): 有明〜豊洲まで、供用開始
  • 2014(平成26)年3月28日15:00(@291): 新橋〜虎ノ門(マッカーサー道路) 供用開始

2015(平成27)年3月までに全面開通目標である。

道路の位置

橙が外堀通り、緑が現道、赤が建設中あるいは計画中(変更の可能性あり)
橙が外堀通り、緑が現道、赤が建設中あるいは計画中(変更の可能性あり)

現在は外堀通りとして皇居の外堀に沿った路線が存在するが、実際に外堀通りなのは全区間の半分程度である。

元々は埋立地に延ばす予定はなく、本当に環状になる予定だったのだろうが、現在の計画では、名前に反し既に環状ではない。恐らく、予算確保上の都合だったのであろう。

環状第2号線延伸部

有明〜豊洲〜晴海〜勝鬨〜築地まで、埋め立て地を結ぶ区間である。

環状第2号線が露骨に環状線でなくなったのは、この環状第2号線延伸部が計画されたためである。

有明は、東京湾岸道路や高速湾岸線(B) が東西に走り南北が分断されている状態で、南北の交流が困難であった。この道路は、この南北を繋ぐ道路の一つとして計画された。

また、有明〜豊洲までは新交通ゆりかもめの延伸区間でもある。

有明〜豊洲

起点から、環状2号橋で湾岸線を渡り、有明北橋で運河を渡り豊洲に至るまでは、2006(平成18)年3月25日に供用開始された。

湾岸線を渡る環状2号橋(建設中)
湾岸線を渡る環状2号橋(建設中)

環状2号橋の銘板
環状2号橋の銘板

有明テニスの森から有明方向を望む
有明テニスの森から有明方向を望む

この区間は、上空にゆりかもめが走る。

開通直前の台場有明北連絡道路との交差点、上がゆりかもめ、奥が起点方向
開通直前の台場有明北連絡道路との交差点、上がゆりかもめ、奥が起点方向

有明北橋。豊洲側から有明方向を望む
有明北橋。豊洲側から有明方向を望む

豊洲〜晴海

晴海運河は豊洲大橋で渡る。橋の延長550m、幅員32.3m(車道10.5m×2、歩道4m×2)のこの橋は、2008(平成20)年度に完成したもようである。

建設中の豊洲大橋、晴海側から望む
建設中の豊洲大橋、晴海側から望む

ただし、当該区間の道路が2015(平成27)年3月までに全面開通目標となっており、まだ供用されていない。

晴海

晴海区間は、かつての東京国際貿易センター見本市会場、現在の清掃工場の正門付近を通る。

この付近には以前よりの現道があり、清掃工場の正門前の晴海五丁目交差点では月島・晴海連絡道路(補助第314号線)と交差する。

晴海五丁目交差点、道路は補助314号、左右は現道
晴海五丁目交差点、道路は補助314号、左右は現道

この左右の道路の大部分が環状2号線となるが、拡幅や物理的、地理的都合により、この現道と清掃工場の間に、道路建設用の土地が確保されている。

現在、既にこの間には幅数十メートルの空き地が確保されていて、橋が無事に掛かれば、後は道路を建設するだけの状態である。

入口から見た建設予定地
入口から見た建設予定地

建設予定地
建設予定地

晴海〜勝鬨

晴海〜勝鬨の朝潮運河は、現在は水門が存在する。この付近に、朝潮運河橋梁が架橋されるものと思われる。

朝潮運河の水門
朝潮運河の水門

勝鬨区間は一応、細い現道がある。環状第2号線として使うためには拡幅が必要だが、道路と、北側の新月島川との間のビルを立ち退かせる計画のように見受けられる。

勝鬨区間の突き当たり、起点方向を望む(左が北側)
勝鬨区間の突き当たり、起点方向を望む(左が北側)

200メートルほど終点側から起点方向を望む(左が北側)
200メートルほど終点側から起点方向を望む(左が北側)

勝鬨では途中、新島橋前の交差点(名称不明)で清澄通り(環状第3号線)と交差する。

交差点。左右が清澄通り、奥方向が進路(右が北側)
交差点。左右が清澄通り、奥方向が進路(右が北側)

勝鬨区間の終点は消防署が封鎖(右が北側)
勝鬨区間の終点は消防署が封鎖(右が北側)

航空写真などを見る限りでも、現道から新月島川方向への拡幅になると見受けられる。

勝鬨〜築地〜新橋

勝鬨〜築地の区間は、新たな橋で隅田川を渡り築地、そして中央区にある築地市場を突き抜ける。

その後は新大橋通りに接続される。

更に直進し、新橋駅の南で国道15号第一京浜と交差する。

新橋〜秋葉原

その先は新橋駅からやや南のビル群を貫き、港区虎ノ門の特許庁前で外堀通りに接続され道路となる。

この区間は俗にマッカーサー道路とも呼ばれるほど歴史の長い(≒一向に開通しない)道路であったが、2014(平成26)年3月28日、遂に開通した。

以降は終点まで現道が整備済みで、外堀通りとして虎ノ門、赤坂見附、四ツ谷、水道橋を経由し、昌平橋交差点〜万世橋交差点までは国道17号、その後は無名の都市計画道路として秋葉原駅の南を東進し、終点の神田佐久間町1丁目の秋葉原交差点で国道4号昭和通りに接続する。

接続する主な道路

有明

豊洲

晴海

勝鬨

本土

沿道施設、観光地等

  • 東京ビッグサイト (東京都江東区有明3丁目)
  • 癌研有明病院 (東京都江東区有明3丁目)
  • 有明コロシアム (東京都江東区有明2丁目)
  • 中央清掃工場 (東京都中央区晴海5丁目)
  • 朝日新聞社 (東京都中央区築地5丁目)
  • 永田町 (東京都千代田区永田町)
  • 赤坂御用地 (東京都港区元赤坂2丁目)
  • 東京ドーム (東京都文京区後楽1丁目)
  • 順天堂病院 (東京都文京区本郷3丁目)
  • 東京医科歯科大学、東京医科歯科大学付属病院 (東京都文京区湯島1丁目)
  • 書泉ブックタワー (東京都千代田区神田佐久間町1丁目)

道の駅

道の駅はない。

主な橋

  • 環状2号橋 (湾岸線)
  • 有明北橋 (東雲運河) 仮称は東雲(しののめ)2号橋
  • 豊洲大橋 (晴海運河) 仮称は晴豊(はるとよ)2号橋
  • ? (朝潮運河)
  • ? (隅田川)

主なトンネル

主な峠

はない。

並行する鉄道

経由する自治体

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