埼玉県戸田市美女木にある、東京外環自動車道と首都高速道路とのジャンクション。国道298号東京外郭環状道路と国道17号の交差点の真上にある。
このジャンクションは、放射道路と環状道路が接続される交通の要所であり首都圏の交通網の中枢の一つでもある。しかしながら完成度という面においては不完全な存在といえる。
現在既に5階層構造となっているが、この平面交差をなくしてかつ全方向へのアクセスを確保するためには少なくともあと1層必要である。
このジャンクションは、日本で初めて、否、現在のところ世界初でかつ世界唯一の、高速道路同士でありながら信号機による "平面交差" が採用された交差点である(なお、信号による "合流" ならば江戸橋JCTなどの先例はある)。
完成当時は信号機は予定になかったが、しかし危ないので当然公安から許可が下りず、信号機を付けることで何とか使用許可が得られたという、いわく付きの代物である。
信号制御JCTは、1998(平成10)年5月18日に高速埼玉大宮線
が接続された時に供用が開始されている。それまでは外環の大泉、三郷双方向から池袋線
に行くことと、池袋線
から大泉方面に行くことはできたが、池袋線
高島平方面から外環三郷方面へ行くことはできなかった。
このような構造になったのは、この美女木というのが住宅地であり、地元民が反対運動に精を出した結果だったとされている。
またランプ建設のためには土地が必要だが、美女木では土地の買収に失敗したらしい。しかも住宅地であまり高い高架構造も景観に影響が出る(既に地上4階地下1階)上、信号なしのJCTの場合は相当な費用が掛かり交通量に対する投資効果に見合わないので、立体交差を諦めてしまったそうである。
まず上り・下り双方にオンランプ・オフランプを付ければ、合わせて4本のランプが必要になり、さらに各ランプウェイは下の道の上り・下りに分かれて接続される。通常はこれを立体交差にするが、この避けられない交差部分を美女木JCTでは平面交差+信号機にしてしまったわけである。尤もこの構造でも渋滞することは今のところ稀なので、無駄なお金を掛けなくて正解だったともされる。
なお、この美女木JCTの交差点の看板は高速道路(首都高速道路含む)などで使われる緑色のものではなく、一般道で使われる青色である。
ここから解釈すると、高速道路同士の交差点なのではなく、各自専道を降りたところ(ランプウェイ)にある交差点、という位置付けなのだろう。
新倉PA ‐ 和光北IC ‐ 戸田西IC ‐ 美女木JCT ‐ 戸田東IC ‐ 外環浦和IC ‐ 川口西IC。
志村本線料金所- 志村PA ‐ 中台 ‐ 高島平 ‐ 戸田南 ‐ 戸田 ‐ 美女木JCT
美女木JCT ‐ 浦和南本線料金所 ‐ 浦和南 ‐ 浦和中央(仮称) ‐ 浦和北 ‐ 与野JCT- 与野