E-GPWS

読み:イー・ジーピーダブリューエス
外語:E-GPWS
品詞:名詞

GPWSの弱点をカバーさせた新型の対地接近警報装置。

GPWSは電波高度計を利用して地面や海面への接近率が危険な程に大きい場合や、フラップや脚が着陸形態になっていないのに異常なほどに低高度を飛行した場合に音声でパイロットに警報を発し、CFITは激減した。しかし、航空機が避けられないほど急激に競り上がって来る斜面への衝突や、着陸進入中に滑走路の手前に衝突してしまう事故には有効でないという弱点があった。それらを改善したのがE-GPWSであり、典型的なCFIT事故であった1995(平成7)年12月20日のアメリカン航空B757墜落事故を契機に開発が促進された。

E-GPWSでは地球上の約95%の地形と空港の位置と周辺の障礙物を収めたデーターベースを持っており、それとGPSなどを利用して得られる正確な航空機の位置と重ね合わせて、山岳との衝突や空港近辺以外の場所での低空飛行をパイロットに警告することが出来る。障礙物を発見すると操縦室航法ディスプレー上に緑色で表示。そのまま接近を続け、衝突の1分前になるとアラート音声が発せられると共に危険物の表示色は黄色になる。30秒前になるとウォーニング音声が発せられ、表示色も濃い赤色になる。

日本では2002(平成14)年10月29日に国土交通省から客席数が30席を超える旅客機は2005(平成17)年までに、客席数が9席を超える小型のビジネス機は2007(平成19)年までに装備するようにとの達しが出ている。