飛行甲板と艦首(バウ)が密閉された(エンクローズド)状態の艦首形状およびそれに伴った艦型のこと。戦後に建造された全ての空母に採用されている。
主な利点としては、前方からの波頭に対する強度が上がり、気流の整流が良くなることである。
イギリスでは世界で初めて新規に設計された空母「ハーミーズ」で採用した後、戦後も一貫して新造空母はエンクローズド・バウ(イギリスではハリケーン・バウと呼称)を採用するという先進性を見せた。一方、日本海軍でも大戦中唯一の本格正規空母である大鳳級で採用しているが、アメリカ海軍では2隻目の空母「レキシントン」で採用したものの、その後は全く採用されず、エンクローズド・バウが再び採用されるのは戦後のフォレスタル級まで待たねばならない。