一国の通商上・戦略上、重要な価値を有し、有事に際して守らねばならないとされる海上交通路のこと。
アメリカ海軍のアルフレッド・セイヤー・マハンは著書「海上権力史論」の中で示した概念である、「シーパワー」で、自国のシーレーンを守り、敵のシーレーンを破壊することが海軍が目指すことであると説いている。
日本やイギリスのような海洋国はこのシーレーンの防衛が国家の存亡に直結する。実際、イギリスは第一次世界大戦においてドイツ潜水艦Uボートによる通称破壊戦により、危ういところまで追い込まれているし、日本が第二次世界大戦で敗戦に追い込まれたのも、シーレーン防衛を怠り、アメリカ潜水艦にシーレーンをズタズタにされたからである。このため、海上自衛隊ではシーレーンを破壊するのに最も有効な兵器である潜水艦、それに次ぐ機雷に対する作戦を重視している。