パキスタンの短距離弾道ミサイル。"hatf" とは「復讐」という意味である。
ハトフは単段ロケットで、1980年代初頭に開発が始められたと見られている。開発は1991(平成3)年に発射実験が行なわれ、1992(平成4)年から実戦配備が開始されている。またハトフには射程延長型(1A)が開発されているらしい。
ハトフの開発に関して、パキスタンは独自開発であると主張しているが、実際には中国とフランスの支援があったと見られている。
また、「ハトフ」とはパキスタンの弾道ミサイルの通しのシリーズ名でもあるらしく、他のパキスタンのミサイルにもハトフとしての名前が付いている(ハトフ2(アブダリ)、ハトフ3(ガズナビ)、ハトフ4(シャヒーン1)、ハトフ5(ガウリ)という別名がある(アブダリやガズナビに関してはハトフとしての名称で呼ばれることも多い)。したがって、ハトフ1も同様な他の名前があるのではないかと思われる。
コラム (ハトフの主なスペック) 開 発 国 パキスタン 配 備 国 パキスタン 種 別 短距離弾道ミサイル 全 長 6.0m 直 径 0.56m 発 射 重 量 1,500kg 誘 導 方 式 慣性 推 進 方 式 1段式固体 射 程 80km(ハトフ1)/100km(ハトフ1A) 弾 頭 単弾頭500kg(30〜40kT核、HE、化学、子爆弾)