第一次世界大戦後のドイツにおいて、メーヴェ級に引き続いて作られた水雷艇のクラス。1924年型や単に24型、あるいは各艇の名前から猛獣級とも呼ばれている。とも呼ばれている。要目に若干の相違があるだけの準同型なので、わざわざクラスを別にしたのは復元性能を改善するのが目的だったとの説もある。全艇がメーヴェ級と同じくヴィルヘルムスハーフェン海軍工廠で建造され、1927(昭和2)年に起工、1928(昭和3)年〜1929(昭和4)年にわたって竣工と言った具合にメーヴェ級に対してほぼ1年遅れのタイムスケジュールで建造された。
メーヴェ級の砲兵装は旧然たる1916年式10.5cm砲だったので、ヴォルフ級では12.7cm砲の搭載を企図したが、連合国の反対により、代わって新式の10.5cm砲SKC/28(LC/28砲架)が採用された(もっとも後にZ1級に12.7cm砲を搭載するときの予備海上試験を行なうために「レオポルド」と「ルフス」が砲兵装の換装を行なっている)。それ以外の兵装の初期装備及び変化はメーヴェ級に準ずる。
発電機の組み合わせはターボ発電機1基とディーゼル発電機2基とメーヴェ級と逆になっているほか、メーヴェ級と同じく装備されたギアードタービンは各艇ごとに別のものを搭載している。
コラム(要目)
基準排水量 932トン
満載排水量 1,298トン
全長 92.6m
水線長 89m
幅 8.65m
吃水 3.52m
主機 舶用缶 3基 ギアードタービン 2軸
出力 23,000馬力
速力 34ノット
燃料搭載量 322トン
航続距離 1997浬/17ノット
兵装 10.5cm単装砲 3基、20mm単装機関銃 2基、50cm三連装魚雷発射管
2基6門、機雷 30発
乗員 129名