統合参謀本部の議長。軍服組のトップ。
制服組のトップではあるが、大統領の最高軍事顧問でしかなく、戦闘部隊を直接指揮する権限は持っていない。
任期は2年であるが、大統領の最高軍事顧問ということもあって、大統領との兼ね合いもあり、大統領の一期に相当する二期4年を務めるのが通例である。統合参謀本部議長になれるのは現役の統合参謀本部正副議長、陸空軍参謀総長、海軍作戦部長、海兵隊司令官の統合参謀本部のメンバー6名と統合軍・特殊軍司令官10名の計16名に限られる。
初代統合作戦本部議長はウィリアム・D・リーヒ海軍大将であったが、彼の役職名は正式には "Chairman of the Joint Chiefs of Staff" ではなく "Chief of Staff to the Commander in Chief of the Army and Navy"であった。"Chairman of the Joint Chiefs of Staff" の名が用いられるのは次のオマー・N・ブラッドレイ陸軍大将からである。
過去17人の統合参謀本部議長の出身軍別の人数は、陸軍が8人、海軍が5人、空軍が4人である。統合参謀本部議長には資格の上では海兵隊大将も就任できるが、今まで誕生してこなかった。2005(平成17)年9月に新しく就任したピータ・ペース海兵隊大将が初の海兵隊出身議長である。
コラム(歴代統合参謀本部議長) 1942.07.20-1949.03.21 William D. Leahy 海軍 1949.08.16-1953.08.15 Omar N. Bradley 陸軍 1953.08.15-1957.08.15 Arthur W. Radford 海軍 1957.08.15-1960.09.30 Nathan F. Twining 空軍 1960.10.01-1962.09.30 Lyman L. Lemnitzer 陸軍 1962.10.01-1964.07.01 Maxwell D. Taylor 陸軍 1964.07.03-1970.07.02 Earle G. Wheeler 陸軍 1970.07.02-1974.07.01 Thomas H. Moorer 海軍 1974.07.01-1978.06.20 George S. Brown 空軍 1978.06.21-1982.06.18 David C. Jones 空軍 1982.06.18-1985.09.30 John W. Vessey, Jr. 陸軍 1985.10.01-1989.09.30 William J. Crowe, Jr. 海軍 1989.10.01-1993.09.30 Colin L. Powell 陸軍 1993.10.01-1993.10.24 David E. Jeremiah(代理) 海軍 1993.10.25-1997.09.30 John M. Shalikashvili 陸軍 1997.10.01-2001.09.30 Henry H. Shelton 陸軍 2001.10.01-2004.09.30 Richard B. Myers 空軍 2004.10.01-現在 Peter Pace 海兵隊