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自衛隊

辞書:軍事用語の基礎知識 軍事組織編 (AMORG)
読み:じえいたい
外語:JSDF: Japan Self-Defense Force 英語
品詞:団体組織名
2001/09/16 作成
2009/06/09 更新

戦後の日本において、国防を主たる任務とする組織であり、それを防衛任務の業務運用面から見た場合の呼び名(国の行政機関という面から見た場合は「防衛省」)。英語表記である「JSDF」で呼ばれることもある。

1954(昭和29)年に自衛隊法に基づいて設置され、「保安隊」および「警備隊」を各々陸上自衛隊海上自衛隊に改組し、新たに航空自衛隊を設けて発足した。

最高指揮権は内閣総理大臣が保持し、制服組トップ組織である統合幕僚会議の補佐のもとで背広組の防衛大臣が隊務を統括する。

三軍

自衛隊には現在、三軍(?)が揃っている。

なお、旧日本軍には陸軍と海軍はあったが、空軍はなかった。

三自衛隊の違い

陸海空は、それぞれ全く異なる組織である。それぞれ、次のような四字熟語があてがわれている。

  • 陸上自衛隊「用意周到 動脈硬化」
  • 海上自衛隊「伝統墨守 唯我独尊」
  • 航空自衛隊「勇猛果敢 支離滅裂」

また、食べ物も違うらしい。

  • 陸上自衛隊「おにぎり」
  • 海上自衛隊「カレー
  • 航空自衛隊「ハンバーガー」

元々日本になかった空軍に対応する航空自衛隊は、米空軍の影響が強いものと思われる。

硬軟両様

陸自

陸自は非常に堅い、良くも悪くも普通の国防組織である。

いざと言うとき(震災など)には本当に頼りになる国防の要、ナイスガイであるが、いざと言わないときにはあまり目立たない。規律がかなり厳しいためだろう。

元々、GHQにより「旧日本陸軍を否定する」ところから組織作りが始まったため、あまり伝統というものが無い。

元々は、旧ソ連の侵攻兵力にいかに対抗するか、を重視してきた組織であったが、冷戦後もあまり変わっていないようである。今の仮想敵は当然ながら支那共産党の人民解放軍と思われる。

海自

海自は、近年注目を集めている楽しい集団である。例えばWinnyで機密情報流出事件を起こしたのは海自の自衛官である。また海上自衛隊対馬防備隊本部などに南鮮のスパイの侵入を許し防衛情報の漏洩を許していたことが防衛省OBらへの取材で判明、産経新聞で報じられた。ここ近年は軽いノリを重視しているように見受けられる。

広報CMでも、2006(平成18)年度は船の上でダンスを繰り広げ、国民から何か変なものでも食ったのかと心配されていたところ、2008(平成20)年度は「カイジョージエータイ! (シャキーン!)」で内外共に騒然となる。

陸自とは対照的に、旧日本海軍の人員を引き継いで発足した組織であり、旧軍の要素を今も色濃く残している。このため、伝統を重んじる気風が強い。

元々、日本を占領下に収めたアメリカは日本海軍を良きライバルと見ていたため、GHQもどうしようもない部分以外はいじらなかったようである。

空自

空自は、元々空軍が無いところに出来た組織のため、伝統などあるはずもなく、発想も自由自在でフットワークも軽い。

何かおかしなことがあれば「とりあえず飛んでいって見てこよう」ということになる。身の軽さも魅力であるが、あまり深く考えていない。

手本は米空軍であるため、自衛隊の中では最もアメリカナイズされている組織であり、「ジョーク」を許容する空気が流れている。

例えば、空自が一般国民向けに開催している航空ショー「航空祭」で、戦闘ヘリに混じってなぜかガンダム(RX-78-3)展示されていたりする組織である。装甲素材は、どう見ても発泡スチロールなのだが、きちんと「硬合金ルナチタニウム(ガンダニウム合金)」なのだそうで、その用途は「地球防衛用」とされている。自衛隊は、日本の安全だけでなく、世界の平和を守るための組織だった。

他にも、松島航空祭ではミニバイクに「ガワ」を付けただけの「ブルーインパルスJr」であるとか、百里基地航空祭ではタイヤ三つ並べただけの「ステルス戦闘機」(レーダーは当然、可視光ですら機体が全く見えない完璧なステルス!)といったジョークを実際に行なっている。

軍隊ではない

日本国憲法第2章 戦争の放棄、第9条【戦争の放棄、軍備及び交戦権の否認】に於いて、国際紛争解決の手段として武力による威嚇又は武力の行使は行なわず、従って陸海空軍その他の戦力は保持しない(要約)、と定められているので、自衛隊は軍隊に見えるが、実は軍隊ではない。

軍隊ではないので、自衛隊員は一部を除き「特別職国家公務員」に過ぎない。

戦争に出かけて行くことができないのはもちろんだが、その上「単なる公務員」でもあるので、国家の国防機密などを敵国に堂々と漏洩させ、国民の命を危機に曝したとしても、他の公務員と大きな差のついた罪状で裁くことができない(他国の軍隊であれば、こういった事は間違いなく死刑になる)という問題もある。

国家機密に関するような罪で裁かれる場合、通常の他国の軍隊は「軍法会議」によって処刑される。一般の裁判所で裁いてしまえば、そこからまた更に必要以上の国家機密が漏れてしまうからである。しかし自衛隊は軍隊でなく、日本には軍法会議がない。このため、もし自衛隊にスパイが紛れ込み国家機密漏洩を犯し1億人以上の国民の命を危険に曝したとしても、通常の裁判所以外で裁くことができないのである。その上、大した罪にもならない。

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