砲弾や爆弾などによる攻撃から、自身を守るために装備された鋼鉄板のこと。
非常に重量がかかるため、装甲を張れるのは強力なエンジンを搭載でき、敵との激しい攻防を繰り広げることが予定されている兵器だけである。具体的には戦車、装甲車、戦闘機、戦艦、巡洋艦である。うち、装甲車と巡洋艦は各々主力の戦車、戦艦を補佐する兵器に過ぎず、またその軽快なフットワークで主力兵器を補佐するという立場も在るので装甲があってもかなり軽微なものである。また戦闘機は空戦の主力兵器であるが、そもそもの重量が軽いため、あまり装甲を張るとたちまち機動性能が落ちるため、装甲板を入れるのはエンジンルームや操縦席の後方など特に重要なところに限られる。
また、海上の城と呼ばれた戦艦にしても、肥大化し続ける敵の砲弾の破壊力に耐えれる装甲板を艦の全周囲に張ることは不可能になって行き、ポスト・ジュットランド型戦艦以降は重要区画のみに装甲板を張るという、集中防御方式が取られるようになった。第二次世界大戦後、主力攻撃兵器が砲弾からミサイルに変わると、装甲による直接防御方式ではいくら分厚くしたところでその破壊力に耐えることは出来ないと判断し、対空ミサイルやCIWSといった積極防御やチャフ、フレアといった消極防御の二元体制からなる間接防御方式にかわってきている。