省部間交渉の結果、1933(昭和8)年10月に軍令海第5号 軍令部令によって改められるまでは「海軍軍令部長」と言った。
そのうち、9年以上という長きに渡ってその職にあり続けた伏見宮博恭王は元帥海軍大将であり、また皇族であるという立場を利用し、海軍内に大きな影響力を持っていた。省部間交渉によって軍令部の権限が大きく強化されたのも伏見宮がこの職にあったからこそである。伏見宮自身もその事はよく分かっており、「わしの在職中でなければ、おそらくできまい。ぜひやれ」と部下をけしかけていたほどである。
コラム(歴代軍令部総長(1933(昭和8)年10月までは海軍軍令部長)) 仁礼景範 1886. 3.16- 伊藤雋吉 1889. 3. 8- 有地品之允 1889. 5.17- 井上良馨 1891. 6.17- 中牟田倉之助 1892.12.12- 樺山資紀 1894. 7.17- 伊藤祐亨 1895. 5.11- 東郷平八郎 1905.12.19- 伊集院五郎 1909.12. 1- 島村速雄 1914. 4.22- 山下源太郎 1920.10. 1- 鈴木貫太郎 1925. 4.15- 加藤寛治 1929. 1.22- 谷口尚真 1930. 6.11- 伏見宮博恭王 1932. 2. 2- 永野修身 1941. 4. 9- 嶋田繁太郎 1944. 2.21- 及川古志郎 1944. 8. 2- 豊田副武 1945. 5.29-