日本において戦後初となる国産小銃。
正式な試作は1962(昭和37)年からであるが、開発メーカーである豊和工業では1958(昭和33)年から開発はスタートしている。1960(昭和35)年11月に直接の原型となるR6A型が完成。R6A型はその後数次に及ぶ改良、変更が加えられ、1964(昭和39)年10月6日に「最終試作型官III型其の2」が本銃として陸上自衛隊で制式採用された。以降、海上自衛隊、航空自衛隊、海上保安庁にも配備され、合計で23万挺が生産された。
口径は7.62mm×51とNATOに準拠しているが、使用するのが小柄な日本人であるので、弾薬は発射薬を減少させた減装弾薬を用いる。
作動メカニズムはガス圧利用式で、後端が降下してロックするティルト・ボルトが組み込まれている。また、切替式レバーによって自動(連射)、半自動(単発)の切り換えが可能であるが、直動式のストライカー・タイプのハンマーを備え、その双方で高い命中精度を誇る。しかし折り畳み式のサイトは射撃の反動で倒れ、照準点を狂わせることがある。また、手入れ時の組み立てに慣れを要し、脚部やハント・ガード等の耐久性に問題があるなど、いかにも日本製に多い華奢という問題点も持っている。
コラム(要目) 開発国 日本 メーカー 豊和工業 口 径 7.62mm*51 全 長 990mm 銃身長 450mm 重 量 4.4kg 作動方式 ガス圧利用式 発射方式 セミ/フルオート 発射速度 約500発/分 弾倉容量 20発 ライフリング 4条右回り