AIM-9サイドワインダーと並んで西側を代表する空対空ミサイル。愛称 スパロー。
1950年代に開発がスタートし、A型から11種類ほどの発展型が存在するほか、数ヶ国でライセンス生産された。最新実用モデルはAIM-7Pであるが、開発国のアメリカではAIM-120 AMRAAMへの置き換えが進んでいる。
サイドワインダーが近距離向けなのに対し、スパローは100km程度までの中距離をカバーする。射程が長いので、誘導方式にはセミアクティブ・レーダー・ホーミング方式が採用されている。自身の重量がサイドワインダーの2倍以上ある上に、セミアクティブ・レーダー・ホーミング方式だと搭載機に誘導用の連続波レーダーが必要となるため、ある程度以上大きな機体でないと、運用できない。
西側諸国では幅広く使用されており、航空自衛隊ではAIM-7F及びその性能向上型のAIM-7Mを運用している(こちらもアメリカ同様アムラームに相当するアクティブ・レーダー・ホーミング方式の99式空対空誘導弾(AAM-4)に置換中)。スパローの独自改良型を運用している国も多く、イギリスのはスカイフラッシュ、イタリアのアスピデといったものが開発されている。
コラム(要目)
開 発 国 アメリカ
メーカー レイセオン
配 備 国 イスラエル、イタリア、イラン、イギリス、エジプト、オース
トラリア、オランダ、カナダ、韓国、ギリシア、クウェート、
サウジアラビア、シンガポール、スペイン、台湾、ドイツ、ト
ルコ、日本、アメリカ、ポルトガル
種 別 中距離空対空ミサイル
製 造 数 60,000発以上
単 価 $270,000(7F)、$230,000(7M)
全 長 3.68m
直 径 20.3cm
翼 幅 1.02m
発射重量 194kg(7E)、233kg(7F)、231kg(7M)
射 程 45km(7E)、100km(7F、7M)
推進装置 Mk58改3、Mk58改4 固体ロケットモーター
誘導装置 セミアクティブ・レーダー
弾 頭 40kg HE 爆風/破片
信 管 RF近接信管