所謂「ステルス爆撃機」。"スピリット" の愛称を持つ。
B-1ランサーを補完する目的で開発された機体。
本機の形状にはレーダー断面積を小さくすると共に目視も困難にする一方で、十分な機内搭載量を確保するため全翼型が採用されている。全翼機の最大の問題点は操縦が困難であることであるが、4重のフライ・バイ・ワイヤとスプリット・ドラク・ラダーを使用することで対処している。
しかし、稼働率に問題があり、1997年に政府の監査員が出した報告書によれば、湿気などの自然条件に非常に過敏であり、使用時以外は格納庫に入れておく必要がある。また、使用されているステルス素材は飛行の度に破損し、その修理に多大な時間を必要とする。また、議会の会計監査院(GAO)によれば、B-2が任務に付ける時間は全体の26%に過ぎない。
1989(平成元)年7月に初飛行を実施。1993(平成5)年に実戦配備が開始された。当初は132機が量産されるはずであったが、冷戦の終結により、1990(平成2)年4月の航空機計画見直しで、1991(平成3)年度の生産機数を5機から2機へと減らし、1994年からの年間最高生産機数も24機から12機へと半減され、総生産数は75機となった。しかし、その後更に生産機数は減らされ試作機1機を含む21機が生産されたに留まっており、そのまま生産を完了する見通しである。
コラム (B-2のスペック) 全長 21.02m 全高 5.18m 全幅 52.43m 翼面積 464.5平方m 空虚重量 45,360〜49,900kg 通常離陸重量 152,635kg 最大離陸重量 170,550kg エンジン GE F118-GE-100(推力 8,630kg) 4基 最大速度 マッハ0.85 レーダー ヒューズ AN/APQ-181 実用上昇限度 15,240m 航続距離 12,300km 燃料容量 96,090L(機内) 武装 各種爆弾18,144kg 乗員 2名