アメリカ海軍がバルカン砲を元に開発した艦載自動迎撃機関砲システムのこと。「バルカン・ファランクス」とも言う。
元々のバルカン砲は毎分3,000〜6,000発の発射能力を持っているが、これを1,500〜3,000発と半減させ(弾薬搭載量は1,500発に過ぎないので、それでも1分〜30秒しか持続射撃できない)、機関砲を支える架台の上部に目標捕捉用のレーダーを、架台の下にコンピューター制御システムを組み込んである。
マニュアルモードと完全自動モードとがあり、完全自動モードにセットすると、レーダーが目標を捜索、捕捉すると追尾を開始し、有効射程(約2,000m)内に入った瞬間に自動的に射撃を開始。目標がレーダーから消えるまで射撃を続ける。目標がレーダーから消えると新しい目標の捜索を開始し、以降それを繰り返す。そのため自衛艦が誤って米海兵隊機を撃墜してしまったことがある。
コラム(要目) 開発国 アメリカ 開発メーカー ジェネラル・ダイナミクス/ジェネラル・エレクトリック 使用国 アメリカ、日本、イギリス、オーストラリアなど 口径 20mm 銃身長 76口径 銃身数 6門 初速 1,113m/s 発射速度 1,000〜3,000発/分 射程 1.85km 旋回範囲 360度 旋回率 100度/s 俯仰範囲 -20〜+80度 マウント重量 5.4t