国家憲兵隊に属する、フランスを代表する対テロ部隊。
1970年代初頭、フランスはテロ活動が世界各国で活発化しつつあるという状況を鑑みて、自国への対テロ部隊の設置を検討していた。そんな折の1973(昭和48)年9月、フランスのサウジアラビア大使館がテロリストに占拠されるという事件が勃発する。これを契機として同年11月に設立されたのがこのGIGNである。設立当初は北フランスのGIGN1と南フランスのGIGN4とに分かれていたが、1976(昭和51)年に合併し、元々GIGN1の指揮をとっていたプルートー大尉の統一指揮下に置かれることになり、現在に至っている。
GIGN隊員は国家 憲兵隊で3年以上の勤務暦がある優秀な人間から抜擢される。選抜試験は一週間にわたり持久力や射撃、潜水など隊員として最小限の能力を有するかがチェックされ、志願者の中から僅か1名程度しか入隊を許されない。
GIGNの主な活動歴としては、1976(昭和51)年にジブチで起こった「スクールバス・ジャック」事件と1996(平成8)年のアルジェリアのイスラム過激派による「エール・フランス機ハイジャック事件」がある。