Me108

読み:エムイー・ひゃくはち
外語:Me108
品詞:固有名詞

1934(昭和9)年のヨーロッパ周回国際大会用に独BFW社のウィリー・メッサーシュミットが設計した四人乗り自家用軽飛行機。総生産機数839機(885機?)。「タイフーン」という愛称を持つ。

当初は "M37" と呼ばれていたが、同技師の功績をたたえ、頭文字を冠し、彼の通算設計ナンバーである "108" を付加した。後に、空軍の統一名称でBFWが開発した航空機には "Bf" の符号を冠することになったため、"Bf108" と改名したが、同社が後にメッサーシュミット社と改名し、同時に空軍から与えられた会社符号も "Me" になったため、"Me108" に戻っている。

Me108のできは良く、同大会でも上位に入ったため、海外からも注文が来るようになり、同社初のベストセラー機となった。本機を購入した国は日本、満州、ソ連、スイス、ブルガリア、ユーゴスラビア、ルーマニアなどドイツと仲の良い国が多かったが、フランスではノール社が「パングワン」という名称でライセンス生産している。

1939(昭和14)年には高度9,125mまでの上昇に成功し、軽飛行機による国際高度記録をつくった他、長距離飛行でも数々の優れた記録を達成した。

元々民間機ではあったが、その優れた安定性、信頼性からドイツ空軍にも採用され、1942(昭和17)年までに500機が生産され、以後フランスのSNCA社で生産が続けられ、最終的に885機が生産された。それらの機体は高官の連絡機としてやルフト・ディエーンスト(空軍公用サービス)に所属して使用され、パイロット輸送や救助、補給任務等終戦まで幅広く使用された。

コラム (Me108のスペック)
最大速度      303km/h
実用上昇限度  5,000m
離陸距離 240m
着陸距離 230m