Me109のモデルの一つ。「フリードリッヒ」という愛称を持つ。
1939(昭和14)年1月、メッサーシュミット社は新エンジンDB601E(1,350馬力)を搭載するF型の開発に着手した。F型では機首、主翼、冷却器関係、コクピットなどが再設計され、1940(昭和15)年6月から7月にかけてテスト飛行した原型機(Me109V23とV24)は最高速度600km/h、高度6,000mまで5.5分とE型に比べて明らかな性能向上が見られたため、量産が指示され、同年10月より第51戦闘航空団を皮切りに部隊配備がはじめられた。
また、Me109の開発当初からの狙いであったプロペラ軸内武装を実現したのも特徴である。しかし、F-1型ではエンジンのDB601Eも機関砲のMG151/20 20mm機関砲も調達が間に合わず、各々DB601N、MG-FF/Mで代替した。このF-1型は208機が生産された。
続くF-2型ではMG151 15mm機関砲を装備。1941(昭和16)年2月から生産を開始し、8月までに1,380機が生産された。この機体がソ連侵攻時の主力機であり、多くのエースを生み出した。続くF-3型はエンジンを本命のDB601Eに換装した試験機で、15機で生産を完了している。F-4型で漸くDB601Eを搭載する本命となり、1年間で3,672機が生産された。
コラム (Me109F-3のスペック) 全長 9.05m 全幅 9.92m 全備重量 2,750kg 発動機 ダイムラー・ベンツDB601E(液冷1,350馬力) 1基 最大速度 630km/h 実用上昇限度 12,000m 航続距離 710km 武装 MG151 20mm機銃1挺, MG17 7.92mm機銃2挺 乗員 1名