スイスのSIGアームズ社とその傘下にあったドイツのザウエル&ゾーン社が共同で開発した自動拳銃。
SIGアームズ社はP210というモデルを持っていたが、スチール・ブロックからの複雑な削り出し加工で作られており、高い精度と品質をもっているものの、手間暇がかかりすぎ、量産が効かなかった。このため、スイス軍はその後継モデルの開発をSIG社に要請。SIGがこれに応えて開発したのがP220であった。P220はプレス加工とロスト・ワックス工法を多用することによって生産効率を向上させている。
ティルト・バレル方式で、ハンマー露出のダブルアクション撃発機構を備えており、スライドはプレス加工を用い、軽合金のグリップ・フレームを持っていた。
P210はコスト高ではあったが、性能そのものは高く、P210並の信頼性と精度を持ちながら同時にコスト安とダブルアクションの撃発機構を備えなければならなかった。そのハードルは非常に高いものであったが、それをクリアできたP220の性能は素晴らしく、P22xの様々なバリエーションが作られている。
P220は1975(昭和50)年にピストーレ75としてスイス軍に制式採用された。またスイス軍の他、日本の自衛隊にも制式ピストルに選ばれ、9mm拳銃という制式名でミネベアでライセンス生産されている。
コラム(要目) 開発国 スイス 開発所 SIGアームズ 製造所 ザウエル&ゾーン 口径 9mmパラペラム/.38スーパー/.45ACP 全長 198mm 銃身長 112mm 重量 810g 装弾数 9発+1 ライフリング 6条/右回り