ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…

読み:ドラゴンクエスト・スリー・そしてでんせつへ
外語:DRAGON QUEST III
品詞:商品名

エニックス(現スクウェア・エニックス)により1988(昭和63)年12月10日に発売された、ドラゴンクエストの三作目。

オリジナルの動作機種はファミリーコンピュータ。出荷本数は380万本。媒体はROMカートリッジ(2MiビットROM)でセーブ方式はSRAMバッテリーバックアップ。希望小売価格5,900円(非課税)。

後にスーパーファミコン、ゲームボーイに移植された。

移植版の特徴

スーパーファミコン版は続編「ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち」の後に作られたため、Ⅳから採用された新技術が導入されている。

出荷本数は140万本だった。

全体の流れ

舞台等を説明するにあたっては、ネタバレを含めざるをえないことを、予めここに申し上げておく。

舞台は初代ドラゴンクエストより過去である。最初の舞台は初代・Ⅱの世界の「上の世界」であるアリアハンである。この上の世界を旅した末、冒険の終盤にはギアガの大穴より下の世界アレフガルドへと移動し、大魔王ゾーマによって闇に閉ざされたこの世界に光を取り戻し、主人公達は伝説の勇者ロトとしてこの世界に名を残すことになるのである。

システムの改善点

3作目では1〜4人までのパーティプレイに対応した。2作目と違ってプレイヤー同士の血縁などはなく、酒場で集めた、言うなれば見ず知らずの人達とパーティを組むことになる。

名前も含めて仲間を自分で作成可能であるため、思い通りのパーティを組むことが可能となった。そして、この3作目では主人公(勇者)以外は職業を持ち、転職も可能となっているのが特徴である。

新イベント

前作ドラゴンクエストⅡ 悪霊の神々から健在の船の他に、どんな山をも飛び越えてゆける不死鳥ラーミアが登場する。

また小さなメダル、旅の扉、時間の流れで昼と夜が入れ替わるイベントもこの作品から登場した。

このシリーズの特徴

パーティ全員を透明にする呪文「レムオル」と、同効果の「消え去り草」は、本作のみに登場する。

敵1グループの素早さを下げる呪文「ボミオス」と、同効果の「まだらクモ糸」も、本作のみに登場する。

仲間全員の素早さを上げる呪文「ピオリム」は、本作と続く4作目(ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち)に登場する。5作目以降は廃止されたが、8作目(ドラゴンクエストⅧ 空と海と大地と呪われし姫君)で復活した。

戦闘中の攻撃

戦闘中に、仲間に対して攻撃することがシリーズ中で唯一可能。

眠っている仲間を攻撃して起こすことができる、というのが売りだったと思われる。同時に仲間に対する回復の呪文でもモンスターに利用でき、時にこれが攻撃呪文として利用可能だった。例えばボス敵ゾーマはベホマで攻撃できる(スーパーファミコン版を除く)。

またファミコン版では、呪われたアイテムを戦闘中に外せてしまうバグがある。

オープニング

ファミコン版にはオープニングがない。これはゲーム本体に容量が割かれた結果、オープニングを入れる容量が無くなったため省かれたとされている。

ROMは前作の倍の容量(2Miバイト)があったが、それでも不足したわけである。