ファミリーコンピュータ

読み:ファミリーコンピュータ
外語:Family Computer
品詞:商品名,@機械,+ゲーム機

リコーと任天堂が共同開発した家庭用ゲーム機。

発売

1983(昭和58)年7月15日発売で、同時発売はドンキーコング・ポパイ・ドンキーコングJr.の三作である。

後に爆発的な売り上げを記録し、社会問題をも引き起こした銘機である。

任天堂ファミリーコンピュータ
任天堂ファミリーコンピュータ

サードパーティ

サードパーティで真っ先にソフトを発売したのは、ハドソンソフトである。

同社は1984(昭和59)年7月20日ロードランナー・ナッツ&ミルクの同時発売を行なった。

主要諸元

CPURP2A03 (6502互換)
サウンド5チャンネル
メモリ不明
入出力スロット×1
コントローラポート×1 (拡張用、標準の二つのコントローラは取り外し不可)
AV出力端子×1 (RF出力)

CPU

プロセッサRP2A03は、リコー製の6502互換カスタムチップである。

カスタムとは言っても、音源が追加された以外は殆ど同じ物で、CPU機能面も、一部のフラグの使い方が異なる程度である。

グラフィック

画面は256×240ドットである。ここに8×8ドットのキャラクタを敷き並べることで画面を作る。このキャラクタには4色まで使用可能。

また、8×8ドットで3色のスプライトを64枚まで使用でき、横に8枚まで表示可能。スプライトキャラクタはROM内に256個まで持つことが可能である。

サウンド

ファミコンでは標準で搭載される物のほか、カートリッジにも音源が内蔵可能となっていて、長い歴史の中で様々な音源が使われた。

モノラルのみで、基本は電子音だが、それでも音環境は豊かであった。

標準音源

標準音源はカスタムCPU内に内蔵されており、合計で5チャンネルある。

これはCPUの名前から、「2A03音源」と俗称されている。CPUの1ピンから矩形波、2ピンから三角波、ノイズ、ΔPCMが得られるが、この信号はCPUから出力された時点でアナログオーディオ信号である。

矩形波

5チャンネル中、3チャンネルはPSGである。音量は16段階。

このPSGのうち2チャンネルは矩形波デューティ比(上下比率)を4種類(12.5%、25%、50%、75%)に変更可能で、多少音色を変えることが可能。但し25%=75%なので、実質的には3種類である。

12.5%の矩形波はラッパの様な音、25%の矩形波はノコギリを挽くような音、50%の矩形波は典型的な電子音で、いわゆるBEEP音である。

三角波

PSGのうち、残る1チャンネルは三角波である。4ビットの三角波で音量変更は不可。但し4ビットしかないので、実際には階段状にしか鳴らない。

ベースパートで使われることが多かったが、大胆にもメインパートを奏でたこともある(ドラクエ3ドラクエ4の「ほこら」など)。

ノイズ

1チャンネルはノイズで、爆発音などに使用される。音量は16段階。

短周期と長周期があり、音楽で使う場合にはキック、スネア、ハイハット、タムといったドラムパートで使われた。但し、初期のファミコンでは短周期ノイズは利用できない。

ΔPCM

最後の1チャンネルはDPCM(ΔPCM)なのだが、PCMは相応にメモリを消費するため、実際に使用されることは希だった。

1ビットΔ変調で、DACは7ビット(解像度は6ビット)。

拡張音源

例えば任天堂ディスクシステムでは、更に2オペレータの波形メモリ音源が1声追加された。

それも含め主なものに、次のような音源がある(順不同)。

  • RP2C33 (ディスクシステム)
  • Namco 106(N106)
  • Namco 163
  • MMC5
  • SUNSOFT 5B (FME7)
  • VRC6 (コナミ)
  • VRC7 (コナミ、OPLL互換FM音源)

カートリッジの45ピンからファミコンへ拡張音を与えることが可能。これがCPU内蔵の標準音源と合成され、46ピンから出力される。

拡張音源を持っていないカートリッジは、45ピンと46ピンは短絡されている。

コントローラ

コントローラは標準で二つが搭載されており、更に拡張コネクタから拡張できる。

標準コントローラのボタンは、古いものはゴムの角形、新しいものはプラスチックの丸形となっている。

角ボタン
角ボタン

後継機、関連機

様々なものがあるが、初期の頃に最も有名だったのは、シャープの「ツインファミコン」である。

ツインファミコン
ツインファミコン

後継機スーパーファミコンの後、1993(平成5)年にはNEWファミコンと銘打ってモデルチェンジ版(廉価版)が発売された。

任天堂NEWファミコン
任天堂NEWファミコン

しかしこれらも、2003(平成15)年9月、20年の歴史を以てして完全に発売終了となった。

特徴的なハードウェア