リコーと任天堂が共同開発した家庭用ゲーム機。
1983(昭和58)年7月15日発売で、同時発売はドンキーコング・ポパイ・ドンキーコングJr.の三作である。
後に爆発的な売り上げを記録し、社会問題をも引き起こした銘機である。
画面は256×240ドットである。ここに8×8ドットのキャラクタを敷き並べることで画面を作る。このキャラクタには4色まで使用可能。
また、8×8ドットで3色のスプライトを64枚まで使用でき、横に8枚まで表示可能。スプライトキャラクタはROM内に256個まで持つことが可能である。
ファミコンでは標準で搭載される物のほか、カートリッジにも音源が内蔵可能となっていて、長い歴史の中で様々な音源が使われた。
モノラルのみで、基本は電子音だが、それでも音環境は豊かであった。
標準音源はカスタムCPU内に内蔵されており、合計で5チャンネルある。
これはCPUの名前から、「2A03音源」と俗称されている。CPUの1ピンから矩形波、2ピンから三角波、ノイズ、ΔPCMが得られるが、この信号はCPUから出力された時点でアナログオーディオ信号である。
1チャンネルはノイズで、爆発音などに使用される。音量は16段階。
短周期と長周期があり、音楽で使う場合にはキック、スネア、ハイハット、タムといったドラムパートで使われた。但し、初期のファミコンでは短周期ノイズは利用できない。
例えば任天堂ディスクシステムでは、更に2オペレータの波形メモリ音源が1声追加された。
それも含め主なものに、次のような音源がある(順不同)。
カートリッジの45ピンからファミコンへ拡張音を与えることが可能。これがCPU内蔵の標準音源と合成され、46ピンから出力される。
拡張音源を持っていないカートリッジは、45ピンと46ピンは短絡されている。
様々なものがあるが、初期の頃に最も有名だったのは、シャープの「ツインファミコン」である。
後継機スーパーファミコンの後、1993(平成5)年にはNEWファミコンと銘打ってモデルチェンジ版(廉価版)が発売された。
しかしこれらも、2003(平成15)年9月、20年の歴史を以てして完全に発売終了となった。