大人になる呪文

読み:おとなになるじゅもん
品詞:固有名詞

パニックアタック著作の成年コミック。単行本全4巻。

目次

兄に憧れる妹と、妹を愛する兄の萌え萌え物語。

妹の未由は大人になって兄と大人の関係になるべく、「大人になる呪文」を修得せんと魔女の通信教育を始めるのであった。

元々はFOXコミックの「ヒメクリ」連載。その後同社「もより」(萌寄)を経て、ワニブックスの「コミックガム」へと移った。

2007(平成19)年3月26日発売のコミックガム5月号から「大人になる呪文新学期」として連載されていた。

元々の連載雑誌ヒメクリが成年誌なので一応は成年コミックに分類されるはずなのだが、実はこのまんがは「いわゆる行為の描写」は一切無い。

この作品は「萌え」、しかも「幼萌え」だけを果てしなく追求している作品である。例えば、妹に一日「ちー」とだけ言わせ、兄はそれに萌える、といった内容で物語が展開される。

一応、未由は魔女なので、下手な魔法で事態の改善をはかろうと努力するが、大抵はより深刻な事態を招くことになる。

価格は全て税込。

新学期

単行本は全4巻。ワニブックス、GUM COMICS Plus。

新学期の1巻・2巻までは新装版であり、収録作品は旧ヒメクリ版と同じである。購入時は注意が必要。

旧ヒメクリ版

単行本は既刊3巻(+第1.5巻)。FOX出版、FOX COMICS。

  • 第1巻 (2002(平成14)年8月) 定価630円 (第1話〜第8話)

  • 第1.5巻なつやすみ (通販専用) (第9話〜第14話)
  • 第2巻 (2004(平成16)年8月) 定価680円 (第9話〜第18話)

  • 第3巻 (フィギュア付き) (2005(平成17)年9月) 定価1,260円 (第19話〜第20話)

単行本第1巻

2002(平成14)年7月31日に単行本1巻が刊行されたが瞬く間に売れ、呆気なく完売するという出版元も仰天の記録を作ったが、この単行本には「成人指定」が無かった。

やはり、「行為がない」ことから、いわゆる成年コミックとは趣が違うのであろう。しかし、下手な成人指定作品よりヤバい度が高いことは間違いがない。

単行本第1.5巻 なつやすみ

2巻に先駆け、その内容の一部を収載した単行本1.5巻が発売された。

通販専用と当初は発表されたが、とらのあななどでも販売されていた。但しISBN番号は取得されておらず、一般の流通にも乗っていない。

内容はまんがだけであり、単行本用の書き下ろし作品等は収録されていない。

単行本第2巻

1巻の内容以降の連載作品と書き下ろしを収録した。内容は1.5巻と重複している。

しかしこの後、連載誌「ヒメクリ」が休刊となる。

ドラマCD

2005(平成17)年4月29日にドラマCDまで発売された。

声優は春日未由が力丸乃りこ、春日昇太が吉原炎丈、ミキが新堂真弓である。

公式サイトとして「www.miyunojyumon.com」が用意されたが、現在では消滅している。

単行本第3巻

作品自体が忘れられた頃に単行本3巻が登場した。

単行本3巻にはフィギュアが付いている。その都合からISBN番号は取得されておらず、一般流通では販売されていない。とらのあなで購入するか、とらのあなの通販などを利用する必要がある。ちなみに、Amazon.co.jpでは売っていないが、楽天ブックスでは通販されていることが確認されている。

なお、単行本はA5版52ページしかなく、殆ど同人誌である。連載作品2本と書き下ろし2本が収録されている。フィギュアのおまけと考えるべきであろうか。

フィギュアの原型師は、橘川てふ。

新学期・第1巻〜第4巻

再び作品自体が忘れられた頃、新学期の単行本が第1巻〜第3巻まで、同時に登場した。また、連載もコミックガムに移った。

なお、新学期の第1巻と第2巻は、表紙は違うが上のヒメクリ版と全く同じ作品が再収録された「新装版」である。但し単なる新装版ではなく、描き下ろし作品は旧単行本と異なるものが収録されている。

第3巻も、第19話と第20話は同じものである。

そして、第4巻で突然の最終回となった。

関連サイト
大人になる呪文3巻 みゆ

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