シー・シェパード

読み:シー・シェパード
外語:Sea Shepherd Comedic Society 英語
品詞:名詞

アメリカ合衆国に本部を置き、環境保護を名目上掲げながら活動する海賊で、他国船舶に対して航行妨害や乗務員への攻撃などを続けるテロリストである。

目次

近年、南極海で過激な捕鯨妨害活動を繰り広げている。

様々な凶器を持ち、捕鯨船そのものや、捕鯨船に乗船している乗務員に対し物理的な攻撃を実施している。

捕鯨を特に目の敵にしているが、これはアメリカやオーストラリアの食肉業界からの寄付が大きいためという説もある。商業捕鯨が再開されるようなことになれば、必然的に牛肉の消費は減ることになるので、彼らにとって都合が悪いと言うことのようである。

所有船舶

船籍等

シー・シェパードは海賊であり、その船は海賊船であるので、違法である。活動の度に船籍を剥奪されており、都度他の国へと船籍を変更している。

公然と海賊行為をすることから世界的に評判が悪く、先進国で船籍を与える国は無くなったが、後進国などに、まだ船籍を与える国がある。

オランダのような嫌日国には捕鯨反対派が多いことから、今も船籍を与えているようである。

船舶等

ファーレイ・モワット(Farley Mowat)号
2007(平成19)年や2008(平成20)年にロバート・ハンター号(後のスティーブ・アーウィン号)と共に日本の捕鯨船を襲撃したシー・シェパードの海賊船。
船名は幾度か変更されている。
排水量は657トンとされる。
2008(平成20)年4月12日、アザラシ捕獲妨害活動をしていたところ、カナダ沿岸警備隊はこれを拿捕、同船を強制捜査して船長と一等航海士を逮捕したとカナダ政府が発表した。
カナダ漁業海洋相は、シー・シェパードは「資金提供者にたかる金食いペテン師」と述べた。
スティーブ・アーウィン(Steve Irwin)号 (旧名: ロバート・ハンター(Robert Hunter)号)
2007(平成19)年や2008(平成20)年にファーレイ・モワット号と共に日本の捕鯨船を襲撃したシー・シェパードの海賊船。
排水量は1017トンとされる。
2007(平成19)年襲撃時点ではロバート・ハンター号という船名で、イギリス船籍だったが、船籍剥奪、その後はオランダ船籍になったとされている。
2008(平成20)年襲撃時点ではスティーブ・アーウィン号という船名に変更されていた。
2011(平成23)年、漁船の網を破った事件で、約600匹のクロマグロを逃がしたことから損害賠償請求訴訟を起こされた。結果、英裁判所の命令によってスコットランド北方沖の英領シェトランド諸島の港で差し押さえられた。預託金は約140万ドル(約1億1000万円)とされている。日本の調査捕鯨の妨害テロが出来ないので、すぐに寄付を!と求めた。
シレニアン(Sirenian)号
元々はアメリカの巡視艇で、そのお下がりを購入したものとされている。
現在、どうなっているのかは定かではない。
アディ・ギル(Ady Gil)号 (旧名: アースレース号)
三胴型の高速ボート。最大速度50ノット。元は「アースレース号」で、2008(平成20)年4月から6月までで、発動機艇における世界一周最速記録(61日間)を打ち立てた。
速度重視のこのボートは、軽量化のために船体は炭素繊維等で作られ、化石燃料の代替のバイオディーゼル燃料を使用して走行する。
その後シー・シェパードの手に渡り、黒に塗り替えられ、抗議船として使われた。
2010(平成22)年1月6日、テロ活動中に第二昭南丸に追突して船首が大破、2010(平成22)年1月8日に南極海に沈没した。
ボブ・バーカー号
正体不明だが、アディ・ギル号が第二昭南丸に追突した後、それを曳航した船とされる。
2010(平成22)年2月6日、右舷を調査捕鯨船「第三勇新丸」に追突させ、第三勇新丸の左船尾を損傷させた。
ブリジット・バルドー号 (旧名: ゴジラ号)
アディ・ギル号の代替として作られた。2010(平成22)年11月に出航し、テロ活動を始めた。
当初はGojiraと命名されていたが、2011(平成23)年5月26日、フランスの女優の名を取りBrigitte Bardotに改名したと発表。改名とともに、当初は黒だった船体も白に再塗装された。
2011(平成23)年6月から、スティーブ・アーウィン号とともに地中海でクロマグロ漁の妨害テロ活動を実施したとされる。2011(平成23)年12月29日、テロ行為を行なうべく3隻で日本漁船を追跡中に大波で船体に損傷を受けたとされ、代表のポール・ワトソン容疑者が乗るスティーブ・アーウィン号と共にオーストラリア西部の港へ戻ったとする。

犯罪行為

沿革

環境保護を自称するが、非常に攻撃的で、殺人も厭わない。その行動は、全く環境保護的ではない。

  • 1980(昭和55)年 ‐ カナダで吸着地雷を使用し、船舶を爆破撃沈
  • 1986(昭和61)年 ‐ デンマークで捕鯨船ボートに対しライフルを発砲。警察船舶に対しガソリンを撒いて応戦
  • 1993(平成5)年 ‐ 日本の漁船に対し発砲
  • 2007(平成19)年 ‐ 日本の捕鯨船「日新丸」に対し毒物投擲攻撃
  • 2008(平成20)年 ‐ 日本の捕鯨船「第二勇新丸」に対し毒物投擲攻撃
  • 2010(平成22)年 ‐ 日本の捕鯨船「第二昭南丸」に対しグリーンレーザー攻撃、殺傷能力が高いボーガン攻撃も目論む
  • 2010(平成22)年2月7日 ‐ 反捕鯨テロ後は、反クロマグロ漁テロをすると宣言
  • 2011(平成23)年 ‐ クロマグロ漁テロを敢行し、スティーブ・アーウィン号が英領の港で差し押さえられる

対日行為および動向

対日攻撃や、それに対する動向についてより詳細に記す。

2007(平成19)年
2007(平成19)年2月9日日新丸

2007(平成19)年2月9日、日本の捕鯨船「日新丸」に対し、酪酸入りの瓶を投擲、2名が負傷した。酪酸は悪臭を放つ液体であることから使われたようだが、水生生物に対して毒性があり、極めて環境破壊的である。

その後、活動家が日新丸のスクリューにロープを絡ませて破壊しようと試み失敗、沈没して2名が消息不明となり、日本に対して救助要請を出した。

日新丸も救助に参加し、不明の2名も確保に成功するが、シー・シェパードの会長は「妨害活動は今後も続ける」と表明、感謝のかの字も示さなかった。

2007(平成19)年2月12日海幸丸

シー・シェパードの何れかの抗議船に体当たりされ、スクリューを破損、航行不能となった。

シー・シェパードは、捕鯨を辞めなければ今後もスクリューや舵を破壊する、と犯行声明を出した。

2007(平成19)年2月15日日新丸

数日前に有毒物投擲をされた日新丸、船内にて火災発生。

乗務員一名が焼死した。

シー・シェパードの攻撃における、日本人初の死者である。

2008(平成20)年
2008(平成20)年1月15日第二勇新丸

南極海にて調査捕鯨中の第二勇新丸に対し、酪酸の投擲攻撃、ロープを使ったスクリュー破壊活動などを展開した。

その後活動家二名が船舶内に不法侵入したため拘束された。

日本側は、邪魔なのでさっさと引き取れとシー・シェパード側に要請するも、シー・シェパードはこれを政治利用、「日本は人質を取って要求を突きつけるテロリストだ」(意訳)などとした。

2008(平成20)年1月15日第二勇新丸、第三勇新丸

活動家二名は、オーストラリア政府の監視船へ引き渡された。

それに安心したか、シー・シェパードは攻撃を再開、第三勇新丸に対して酪酸入りの瓶を投擲する攻撃を始めた。

2008(平成20)年3月3日日新丸

南極海で調査捕鯨中の調査母船「日新丸」に対し、酪酸入り瓶の投擲攻撃や、「白い粉」(報道による)入りの袋を投擲するなどした。

これにより、乗組員や海上保安官らが負傷。

日本政府は船籍を置くオランダの駐日大使を外務省に呼び付け抗議した。一方、オーストラリア政府は要求を拒否、一切の抗議を受け付けないと表明した。

2008(平成20)年8月18日

2008(平成20)年8月18日警視庁公安部はシー・シェパードのメンバーの三人(アメリカ国籍)を威力業務妨害の容疑で逮捕状を請求した。

更に、警察庁は同容疑者について、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配した。

2008(平成20)年12月26日海幸丸

オーストラリア領海内で、日本の調査捕鯨船団の目視専門船「海幸丸」が体当たり攻撃を受け、更に酪酸入り瓶などの毒物投擲攻撃を受ける。

報道によれば、海幸丸を攻撃したスティーブ・アーウィン号には、日本人の活動家女性が一名乗船していたとする。

2010(平成22)年3月7日NNN系列の取材に関する報道によると、彼女は30歳代で、通訳として乗り込んでおり、「マリコ」と名乗っているとされる。

2009(平成21)年

調査捕鯨船から転落し乗組員が行方不明となった。

この時発信した救難信号から船舶の居場所を突き止めたシー・シェパードは、捜索活動中の船舶に接近するなどして妨害活動を展開した。

このままでは人命に関わることから、日本側は音響兵器(人間の耳に不快な周波数を出す装置)を利用して応戦、シー・シェパードの攻撃を蹴散らした。

2009(平成21)年末から翌年に掛けてのテロ活動については、翌年の説明に記載する。

2010(平成22)年
2010(平成22)年1月6日第二昭南丸

妨害活動をしていたシー・シェパードのアディ・ギル号が日本の監視船、第二昭南丸に公海上で衝突した。なお、第二昭南丸は捕鯨船ではなく、捕鯨は別の場所で行なわれている。幸い、第二昭南丸側に被害は無かったが、アディ・ギル号は船首が大破した。その後、シー・シェパードが曳航したが、ロープが切れるなどして放棄された模様である。

事故の数日前、2009(平成21)年12月30日報道では、アディ・ギル号は第二昭南丸に対し、酪酸投擲、グリーンレーザー兵器による攻撃、ロープによるスクリュー破壊活動などを展開していた。

シー・シェパード側が撮影した映像によれば、第二昭南丸が放水で応戦する中、アディ・ギル号が第二昭南丸の前で急停止、第二昭南丸は避けるために右から左に舵を切っている様子が見られ、意図的に追突されその映像を撮影することを目的としていたことが分かる。

日本の水産庁は2009(平成21)年1月8日、現場海域で放棄されているアディ・ギル号を発見した。ここから流出し南極海を汚染する油らしきものを確認し、更に「ボーガンの矢」を回収・押収し、これを発表した。発表では、長さ80cmの矢で、先端は殺傷能力が高い鋭利な形状をしているとしている。

このような凶器は「抗議活動」には不要であることは言うまでもなく、もし衝突後に彼らを救助していた場合、乗組員がこの矢で射られて死亡していた可能性すらある。

2010(平成22)年2月6日日新丸、第三勇新丸

2010(平成22)年2月6日未明より、ボブ・バーカー号は、南極海にて調査捕鯨船団に対し、酪酸投擲、グリーンレーザー兵器による攻撃などを繰り返した。

2010(平成22)年2月6日13:00(@208)頃、ボブ・バーカー号は日本の調査捕鯨船、第三勇新丸に右舷を追突させ、第三勇新丸の左船尾ならびに鉄製手すりを破損させた。幸い、第三勇新丸の乗組員に怪我はなかった。

また、調査捕鯨船団 母船「日新丸」も南極海で抗議船(船名不明)に異常接近され、レーザーを照射されるなどの攻撃を受けたと発表されている。こちらも幸い、怪我人はいないとされる。

2010(平成22)年2月11日第二昭南丸

2010(平成22)年2月11日06:00(10日@916)頃から12日未明に掛け、放水、酪酸投擲、グリーンレーザー兵器による攻撃などを繰り返した他、遂に化学兵器による攻撃が開始された。

酪酸弾がシー・シェパードの小型ボートからロケットランチャーにより打ち込まれ、その飛沫が第二昭南丸乗組員三名の顔に掛かり軽症を負った。

2010(平成22)年2月15日第二昭南丸

2010(平成22)年2月15日、先月沈没したアディ・ギル号の船長ニュージーランド人のピート・ベスーンが水上オートバイで接近し、第二昭南丸に侵入した。

アディ・ギル号は故意に第二昭南丸に追突したが、シー・シェパード側は第二昭南丸の故意によると主張していた。このベスーン容疑者は、第二昭南丸の船長を逮捕(民間人による逮捕=常人逮捕)を目的に船に侵入したとされる。ベスーン容疑者は船上で身柄を拘束された。

同日、赤松広隆農林水産相が記者会見で、海上保安庁に容疑者の身柄を引き渡して対応を委ねる考えを明らかにした。内容は農林水産省/赤松農林水産大臣記者会見概要にあるが、「人の船に勝手にジェットスキーで上がってきて3億円を要求するなど、ふざけた、とんでもない違法行為である。厳正に対処したい」(意訳)としている。

第二昭南丸は容疑者を乗せ2010(平成22)年3月12日に東京港へ帰港、同船内で第3管区海上保安本部東京海上保安部は容疑者を逮捕した。

2010(平成22)年2月16日日新丸

調査母船「日新丸」に対し、2010(平成22)年2月16日16:15(@343)頃から、直径5cm〜6cm程度のプラスチック製の玉を機械で打ち込み始めた。日本側の船体の損傷や乗組員の怪我はないとされる。

プラスチックというだけで環境に悪いことは自明で、誤って鯨などが飲み込めば命に関わるものである。

2010(平成22)年2月17日日新丸

調査母船「日新丸」に対し、執拗な攻撃が続けられている。

スティーブ・アーウィン号に積まれていた小型ボートで日新丸に接近、2010(平成22)年2月17日の午前から午後に掛けて断続的に、発射装置を使って酪酸や塗料が入った瓶を日新丸に打ち込むなどした。

乗組員に怪我はなかったが、甲板に酪酸による悪臭が立ちこめ、また塗料で船体が汚れた。

2011(平成23)年

上述したようないつも通りの妨害行為は数限りないので以降は省略。

2011(平成23)年2月以降

イルカ漁「監視」のために2011(平成23)年2月下旬に岩手県大槌町に潜入、2011(平成23)年3月11日には、ここで活動中に東日本大震災に見舞われた。

津波からの避難において住民らに救助されたが、2011(平成23)年5月に再び大槌町に戻り、イルカ漁にかかわる漁船、漁師、魚市場などの撮影などの盗撮を再開、恩を仇で返している。

関連する用語

関連語GEO海賊
関連語POLテロリスト

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