青春18きっぷ

読み:せいしゅんじゅうはちきっぷ
品詞:商品名

毎年春・夏・冬の学校の長期休暇の期間中に発売されるJR全線普通列車とJR宮島航路に乗り放題の切符。企画乗車券の一つ。

目次

1982(昭和57)年3月に「青春18のびのびきっぷ」という名称で発売されたのが初となる。

青春18きっぷ
青春18きっぷ

旧国鉄、青春18きっぷ。
旧国鉄、青春18きっぷ。

形態

5回分の切符が1枚にまとめられており、1回分で1人が1日使える。

値段は1枚11,850円(8%税込)。つまり1日あたり2,370円相当である。

年齢と利用条件

18歳限定のように見えるが、実際には年齢制限はない。「心が(18歳のように)青春している人」なら誰でも利用できるらしい。

誰でも利用できるが、特別に子供用などは用意されていないため、小児料金は存在しない。

特急などは不可

この切符は、普通列車専用となる。

新幹線特急急行グリーン車(普通列車のグリーン自由席は除く)、寝台車などは、別途特急券などを買い足したとしても、乗車することは出来ない。

普通列車快速列車の指定席や、ホームライナーなどは、別途指定席券やライナー券を買い足せば乗ることができる。2004(平成16)年冬季より、普通列車のグリーン自由席も、グリーン券を買い足せば乗ることができるようになった。

特例

特例で、蟹田〜木古内、新夕張〜新得、宮崎〜宮崎空港の区間のみ特急に乗車する場合は、青春18きっぷで、特急券無しで乗車することができる。

ただし、この区間と他の区間とにまたがって特急に乗車する場合は、特急乗車全区間の乗車券と特急券が別に必要となる。

用途

地方から有明へ向かう人や、できるだけお金をかけずに帰省や旅行をしたい人にとっては欠かせない切符である。

そんな人たちのもっぱらの課題は「快速が無く横に長い静岡県内をいかに快適に通過するか」ということであるらしい。静岡県だけはワープする人もいる。

以前は1回分が1枚になっていたのでグループ間で分けあって使えたが、今は5回分が1枚になっているのでそのような使い方はできず、1枚1回分に戻してくれという声が強い。

今でも同時に複数人で使うことは可能だが、券は1枚しかないことから、その全員が同一行動を取る必要がある。集合場所までは、券を持っている人は最寄り駅から使えるが、それ以外の人は別料金で移動する必要がある。

なお、秋にはまったく同じ効力の「鉄道の日記念切符」が例年発売されているので、秋だけ不公平ということはない。

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用語の所属
企画乗車券
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