チョッパ制御

読み:チョッパせいぎょ
外語:chopper control 英語
品詞:さ変名詞

入力される電力を断続的に伝達することにより、出力される電力の量を調節する方式。

目次

直流モーターを使っている電車などで使われている、モーター制御の方法。

回路内のどの部分をチョッパ制御するかによって、次のように分類される。

機構

半導体によって、モーターに流す電流のON/OFFを高速に繰り返し、ON/OFFのタイミングを変化させることで、平均の電圧を変化させる方法を用いた制御方式。

すなわち、ONの時間が長いときは高い電圧が、OFFの時間が長いときは低い電圧が出ていると考えることができる。

利点

従来の抵抗制御と比べ、低い電圧を出しているときも無駄な電力を消費せず、また回生ブレーキの搭載が簡単という利点があり、省エネの観点から一時期は大手私鉄を中心に大量に採用された。しかし、価格が高く保守が大変という欠点があり、この欠点を克服できるVVVFインバーター制御が普及すると、急速に廃れてしまった。

用語の所属
モーター
関連する用語
抵抗制御
回生ブレーキ
VVVFインバーター制御

コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます


KisoDic通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Version 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club