動力分散方式

読み:どうりょくぶんさんほうしき
外語:decentralize power method 英語
品詞:名詞

列車を動かす方式の一。動力源を各車両に分散させて列車を動かすもの。電車気動車などがこれに当たる。

動力集中方式と比べて、列車折り返しが簡単、線路に与える負担が軽い、1両ぐらい故障しても運転が続けられる、加減速性能が良くなるといった利点があるが、客車内での騒音が大きくなる、保守が大変といった欠点もある。

日本では、151系 "こだま" から動力分散方式の列車が本格導入された。電車自体は戦前から走っていたが、これはあくまで都市近郊の輸送が目的であり、長距離列車や特急は動力集中、機関車牽引というのが常識であった。"こだま" ではターミナル駅での折り返しの手間を省く目的で、動力分散方式が導入されたが、結果的に大成功し、日本ではそれ以来、ほとんどの列車が動力分散方式を採用するようになった。

コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます


KisoDic通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Version 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club