大和西大寺駅

読み:やまとさいだいじえき
外語:Yamato-Saidaiji Station 英語
品詞:駅

奈良県奈良市にある、近畿日本鉄道奈良線京都線、橿原線のの一つ。

目次

基本情報

  • 1914(大正3)年4月30日: 開業
  • 所在地: 奈良県奈良市西大寺国見町一丁目1-1
  • 電話: (不明)
  • 構造: 島式3面5線、地上駅、橋上駅舎
  • 特徴: 有人駅
  • 改札口: 2 (南改札口、北改札口)
  • 緩行線: 右
  • サイバネコード
    • 2-E91F (京都線)
    • 2-E81B (奈良線)

接続する路線は次の通り。

略史

  • 1914(大正3)年4月30日: 大阪電気軌道(大軌)上本町〜奈良(高天町仮駅)間開通時に「西大寺」として開業
  • 1921(大正10)年4月1日: 大軌畝傍線(現・橿原線)が郡山(現・近鉄郡山)まで開業、接続
  • 1928(昭和3)年11月3日: 奈良電気鉄道(現・京都線)が桃山御陵前まで開業、接続
  • 1930(昭和5)年: 「大軌西大寺」に改称
  • 1941(昭和16)年3月15日: 大軌と参宮急行電鉄が合併し、関西急行鉄道となる。これに伴い関西急行鉄道と奈良電気鉄道の駅となり「大和西大寺」に改称
  • 1944(昭和19)年6月1日: 関西急行鉄道が合併にあわせ改称、近畿日本鉄道と奈良電気鉄道の駅となる
  • 1963(昭和38)年10月1日: 近畿日本鉄道が奈良電気鉄道を合併、近畿日本鉄道単独の駅となる
  • 1965(昭和40)年8月31日: 車庫拡張などにより旧駅より東側の現在地に移転

ホーム

  • 1・2番線
    • 奈良線 ‐ 奈良方面
    • 橿原線 ‐ 天理、八木、橿原神宮前方面
  • 3・4番線
    • 奈良線 ‐ 生駒、大阪難波、尼崎、三宮方面
    • 京都線 ‐ 丹波橋、京都方面
  • 6番線
    • 橿原線 ‐ 天理、八木、橿原神宮前方面(普通電車中心)
    • 奈良線 ‐ 生駒、大阪難波、尼崎、三宮方面(普通電車中心一部)

構内構造

ホームは3面5線で4・5番線は1線の両側がホームである。全ホーム有効長は10両である。

橋上駅舎は長年エレベーターなどが無くターミナル駅としては店舗も少なかったが、駅舎を2倍に増床し2009(平成21)年9月11日に駅構内ショッピングモール「Time's Place Saidaiji」を開業した。

また橋上駅舎の他にも各ホーム間の連絡として地下の連絡通路がある。

本数の多い4線が交差する駅であるが全て平面交差である。転轍器の数は構内だけで28個。

南東側に近鉄西大寺検車区西大寺車庫がある。

改札口

各出入口と、最寄りの施設等(順不同)。

  • 南口(橋上)
    • 西大寺ショッピングセンター
    • スーパーマーケットKINSHO西大寺店
    • 真言律宗総本山西大寺
    • 奈良西大寺郵便局
  • 北口(地平)
    • ならファミリー
    • サンワシティ西大寺
    • 平城宮跡
    • 駅前バス停・タクシー乗り場

状況

停車列車

全列車が停車する。近鉄の各駅の中でも有数の発着数を誇る。

乗換駅としての性質が強いが、付近にジャスコ(ならファミリー)や、古くからの住宅地などもあるので降車数も多い。

朝と夕方に奈良線の電車の連結解放がホーム上で行なわれる。

目的列車の入出庫の際に同一線駅側に止まっていた特急車両などを回送し目的電車を出し入れしてからそのまままた折り返し回送し戻すという操作も見られる。

他ホームからの発車案内表示が各ホームとコンコースに設置されている(奈良行き除く)。発車案内は、2005(平成17)年以前はブラウン管であったが、現在は液晶に変更された。

4・5番のりば

4・5番のりばは、同一線路の両側を挟むホーム構造になっている。

これは6番のりばの橿原線系普通電車と奈良、京都線系電車の連絡をスムーズにする役割を果たしている。

通常は4番のりばの扉が先に開き後に閉まるが、特急は4番のりばのみ開き、朝当駅始発の快速急行は5番のりばが先に開く。

平面交差

この駅は4本の路線が交わり発着数も多い駅にも関わらず各線が平面交差しているため、それぞれの遅延が他線に影響しやすい。

また駅西方に踏切があるが、これも発車本数の多さや線上で信号待ちをする電車が多いこともあり、開かずの踏切と化している。

これらの理由から高架化等を求める声もあるが、周囲の宅地商業施設の密集状況や近鉄最大規模の車庫の存在、周囲に平城宮跡があることなどから仮駅設置は言うまでもなく、利用者数の多さから代替バス転換も実現は極めて困難である。

平面交差の場合、乗換駅としては移動距離が少なくてすむという利点はある。

当駅終着列車の運用

当駅で終着設定の電車の一部は、当駅到着後に種別と行先、列車番号を変更し、車庫などに回送せずに引き続き運転される。

京都発大和西大寺行き各駅停車が平城出発付近でその旨を放送し、当駅到着時点で橿原神宮前行き各駅停車となるなどの例がある。

運行上継続するのにわざわざ当駅止まりと設定する理由は以下が考えられる。

  • 西大寺到着以前の列車のダイヤが乱れた場合に連鎖的な遅延を防ぐため
  • 京都線橿原線それぞれでの停車駅表示板を、それぞれ他線区間では普通電車停車駅を表示せず表示必要量を減らすため

駅前は道路も2車線以下で狭いが、ひっきりなしに車が通っている。踏切の影響で渋滞が生じることがある。

駅周辺の施設等として、次のようなものがある。

  • 西大寺ショッピングセンター
  • スーパーマーケットKINSHO西大寺店
  • 真言律宗総本山西大寺
  • 奈良西大寺郵便局
  • ならファミリー
  • サンワシティ西大寺
  • 平城宮跡
  • 駅前バス停・タクシー乗り場
  • 学習塾
  • 奈良線
    • 菖蒲池 ‐ 大和西大寺 ‐ 新大宮
  • 京都線
    • 平城 ‐ 大和西大寺
  • 橿原線
    • 大和西大寺 ‐ 尼ヶ辻
関連するリンク
近畿日本鉄道 大和西大寺駅
用語の所属
近畿日本鉄道
関連する用語
踏切
転轍器
過密ダイヤ

コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます


KisoDic通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Version 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club