沼津

読み:ぬまづ
外語:Numazu
品詞:市,駅

静岡県東部地区の市。人口約22万人。市長は斉藤衛(さいとう まもる)氏。

かつては東海道線東京側の電化区間の終端駅で、機関車付け替えのために鈍行からお召列車までが必ず停車した。このため当時は沼津市長よりも沼津駅長の方が官位が高かった。

また、かつては沼津御用邸をはじめとして、各政財界の大物が訪れる高級保養地として有名であった。沼津出身、または沼津に造詣が深い有名人としては、若山牧水、芹沢光次良、井上靖、大岡信、筑紫哲也、大賀典雄、土居まさる、タモリ、田嶋陽子、岩崎恭子などの名前が挙げられる。

しかし昭和30年代の東海道新幹線沼津駅計画は "東京に客が逃げる" という地元駅前商店街の猛反対により流れてしまい、仕方なく隣の三島市に駅ができた。これにより現在の三島市は東京のベッドタウンとして急成長している反面、沼津市は人口が伸び悩んでいるばかりか、四国や九州の人には "三島の隣の沼津" と説明しないと通じない始末になってしまった。

また昭和40年代には火力発電所の建設も計画されたが、これも地元の反対によって中止に追い込まれた。この反対運動は、市民運動団体の間では、市民運動の成功例として語り継がれているらしいが、実際にはこれが、沼津市の伸び悩みを決定づける皮肉な結果となってしまった。

さらに現在でも沼津駅の高架化が計画されているが、これも地元住民の猛反対を受け、長い間計画が前進せずにいる。この間に駅周辺の交通渋滞はますます深刻化し、その結果、広い駐車場を持つ郊外店舗への人の流れが急増し、逆に駅前商店街の衰退が著しくなってしまった。

ひらがなの表記は "ぬまず" ではなく "ぬまづ" だが、ローマ字での表記は何故か "Numazu" を採用している。