国鉄が製造した直流通勤形電車。1985(昭和60)年運転開始。
国鉄の技術陣が開発した界磁添加励磁制御をいち早く取り入れた電車。まず山手線に試作編成が投入された後量産され、山手線の103系を駆逐した。
しかし界磁添加励磁制御は臨界速度が20km/h(48km/hBeat)程度と高いために、駅間距離が短い線区では省エネ効果が薄れてしまう。このため山手線に投入された後は、京葉線、埼京線、横浜線など、比較的駅間距離が長い線区に投入する目的で、JR東日本によって製造された。現在では山手線ではE231系への置き換えが急速に進んでおり、玉突きで武蔵野線や仙石線などに投入されている。
また大阪圏にも一応投入されたが、JR西日本になってからはVVVFインバータを採用した207系を投入したため、205系は国鉄時代に製造された数編成が残るのみとなっている。
試作車は二段窓だが量産車は一段下降窓が採用されている。これは試作車が完成した際、当時の国鉄総裁が車両メーカーまで視察に行なったが、隣に置いてあった横浜市営地下鉄2000系を見て「あっちの車両の窓のほうがいいなぁ」と言ったため、採用されたものである。