Suica

読み:スイカ
外語:Suica: Super Urban Intelligent CArd 英語
品詞:商品名

JR東日本非接触ICカードの愛称。ソニーが開発したFeliCaシステムを採用している。

カードの目的

2001(平成13)年11月18日から首都圏の駅で導入を開始した、ICカード乗車券である。

名前の由来は、「(自動改札を)スイスイ通れるカード」より。英名は言うまでもなくこじ付けである。そして「Suica」はJR東日本の登録商標である。

2004(平成16)年3月22日からは、単なる乗車券ではなく、「電子マネー」機能が付いたSuicaも発売が開始され、首都圏のJRでは自動販売機や売店で随時Suicaに対応した。

電子マネーに対応するカードには、表面右下部分などに「スイカ」に似たマークが付けられている。

電子マネー対応マーク
電子マネー対応マーク

沿革

  • 2001(平成13)年11月18日: サービス開始
  • 2002(平成14)年: 東京モノレールとりんかい線でもSuica導入開始
  • 2003(平成15)年10月26日: 仙台エリアでサービス開始
  • 2004(平成16)年3月22日: 「Suica電子マネー」サービス開始
  • 2004(平成16)年8月1日: ICOCA(近畿圏エリア)との相互利用開始
  • 2006(平成18)年1月28日: モバイルSuica開始
  • 2007(平成19)年3月18日: PASMOとの相互利用開始
  • 2008(平成20)年3月15日: 新潟エリアでサービス開始
  • 2008(平成20)年3月29日: TOICAとの相互利用開始

対応改札機の導入

Suica対応自動改札機は、山手線などの区間を中心として、2000(平成12)年の春頃から準備が進んでいた。

これらの新型改札機では、Suica読み取り機さえ取り付ければ導入が可能となっていたため、東京近郊区間内のほとんどの駅で一斉導入開始が可能となった。

発行枚数

カード発行枚数は2005(平成17)年9月時点で約1380万枚(Suica、モノレールSuicaりんかいSuica、ビュー・スイカの合計)である。

利用範囲

一覧

現在は、次の範囲で利用できる。

  • Suica対応エリア
    • 首都圏
    • 仙台エリア
    • 新潟エリア
  • PASMO対応エリア
  • TOICA対応エリア(JR名古屋エリア、JR静岡エリア)
  • ICOCA対応エリア(JR近畿圏エリア)

PASMO対応エリア(首都圏の私鉄・地下鉄)

かつてのパスネットは、IC化され PASMOとなった。

2007(平成19)年3月18日より、首都圏の私鉄・地下鉄がPASMOを開始させ、Suicaも同日より相互利用を開始したことで、Suciaは首都圏の広範囲で利用可能となった。

次のことが、相互で可能。

  • 改札の通過
  • 自動券売機での切符購入
  • 自動券売機での履歴表示・印字
  • 自動券売機での入金(チャージ)
  • 電子マネーとしての利用

鉄道、バスのみならず、電子マネーについても相互利用が行なわれている。

つまり、PASMOエリアでは、SuicaをPASMOのように、そのまま利用出来る。

TOICA対応エリア(JR名古屋エリア、JR静岡エリア)

次のことが、相互で可能。

  • 改札の通過(在来線のみ)
  • 自動券売機での切符購入
  • 自動券売機での履歴表示・印字
  • 自動券売機での入金(チャージ)

TOICAエリアでは現在、電子マネーサービスを行なっていない。

ICOCA対応エリア(JR近畿圏エリア)

2004(平成16)年8月1日から、JR西日本の「ICOCA」対応エリア(近畿圏エリア)内の交通機関での利用が可能になった。

次のことが、相互で可能。

  • 改札の通過(在来線のみ)
  • 自動券売機での切符購入
  • 自動券売機での履歴表示・印字
  • 自動券売機での入金(チャージ)

つまり、ICOCAエリアでは、SuicaをICOCAのように、そのまま利用出来る。

但し、「ICOCA電子マネー」での支払いには利用出来ない。

利用方法

自動改札機の切符投入口の上部にセンサーが取り付けられており、このセンサーにカードをタッチするだけで改札機を通る事ができる。

従来の磁気式カード(イオカード)では、改札機にカードを挿入しなければ内容の読み書きが出来ず不便であったが、Suicaは電波で改札機と交信が可能であるため、定期券入れなどに入れたままで利用出来る。

種類

JR東日本からは大別して、次の2種類が発売されている。

  • Suicaイオカード ‐ 磁気式のイオカードをIC化したもの
  • Suica定期券 ‐ 定期券とイオカードを併せ持ってIC化したもの

Suica イオカード・電子マネーサービス非対応
Suica イオカード・電子マネーサービス非対応

Suica 定期券・電子マネーサービス非対応
Suica 定期券・電子マネーサービス非対応

共に、誤って使い捨てされないように、最初の購入時にデポジットとして500円が必要(最初の購入代金に含まれる)となっている。デポジットは、カードを返却すれば戻ってくる。

派生した商品として、クレジットカードである「ビューカード」機能を付けた「ビュー・スイカカード」や、携帯電話と組み合わせた「モバイルSuica」も発売されている。

ビュー・スイカ定期券(表)
ビュー・スイカ定期券(表)

ビュー・スイカ定期券(裏)
ビュー・スイカ定期券(裏)

また、JR東日本が発売するものの他に、次のものがある。

利点

ICカードならではの特徴として、使い捨てでは無い点がある。Suicaでは、上限2万円まで、自動精算機や自動券売機などで繰り返して何度でもチャージして利用する事ができる(但し一回のチャージは最大1万円まで)。

また、Suica定期券ではイオカードと機能が融合しているため、定期区間外への乗り越しや、区間外からの乗車の場合でも(チャージ残金が足りれば)自動で精算が完了するので、精算機などの精算や切符の購入が不要となる。

特急列車への乗車

Suica対応の同一エリア内で完結する場合に限り、特急券を別に買えば新幹線や特急にも乗車が可能である。

特に、Suica定期券で新幹線に乗った場合、新幹線の自動改札機を通った時点でチャージ金額より自動的に特急料金が減算される。なお、異なるエリアに跨る場合は適用できず、通常通り切符を買わなければならない。

前引き・後引き

Suicaは、元々は前引き方式だった。乗車駅で必ず初乗り料金が引かれ、降車駅で差額分が引かれた。

2004(平成16)年8月1日から、「ICOCA」対応エリア(近畿圏エリア)内の交通機関での利用が可能になったが、ここでは関西スタイルで、料金徴収方法は後引き方式となった。

そして、2007(平成19)年3月18日のPASMOとの相互利用開始にあわせ、Suicaは完全に後引き方式へと変更となった。但し入場時に初乗り運賃相当額の残高確認をする、としている。

圏外

Suicaで入札した場合、Suica圏外では出札できない。

その場合、「Suica・パスネット処理連絡票」など(鉄道会社によって異なる)が渡されるため、Suica対応の駅の窓口で精算せねばならない。

遠くへ行く場合、入札前に行き先がSuica対応かどうかを考えないと、後悔する。