Μ-Ⅴ

読み:ミューファイヴ
外語:M-V
品詞:固有名詞

かつての宇宙科学研究所(ISAS)(現在のJAXAの宇宙科学研究本部(ISAS)に相当)が開発した科学衛星打ち上げ用の三段式固体燃料ロケットで、ミューロケットの第5世代。

通常は三段で用いるが、オプションとして四段目にキック・モータを装備することも可能である。

第4世代のミューロケットΜ-3SⅡ型の後継機として開発された。

低軌道へ1.8トンのペイロードを運ぶことができる。

1997(平成9)年2月12日に1号機(Μ-Ⅴ-1)の打ち上げに成功し、全7機を打ち上げた。

実績

全7回中、6回成功している。成功率86%である。

  1. 1997(平成9)年2月12日 1号機(Μ-Ⅴ-1) はるか(MUSES-B) 成功
  2. 1998(平成10)年7月4日 3号機(Μ-Ⅴ-3) のぞみ(PLANET-B) 成功
  3. 2000(平成12)年2月10日 4号機(Μ-Ⅴ-4) ASTRO-E 失敗
  4. 2003(平成15)年5月9日 5号機(Μ-Ⅴ-5) はやぶさ(MUSES-C) 成功
  5. 2005(平成17)年7月10日 6号機(Μ-Ⅴ-6) すざく(ASTRO-EⅡ) 成功
  6. 2006(平成18)年2月22日 8号機(Μ-Ⅴ-8) あかり(ASTRO-F) 成功
  7. 2006(平成18)年9月23日 7号機(Μ-Ⅴ-7) ひので(SOLAR-B) 成功

計画

当初の計画では、Μ-Ⅴ-2が月探査機LUNAR-A、更に後には金星探査機PLANET-Cの打ち上げにも使われる予定だった。

しかしJAXAとなった後のロケット計画見直しなどもあり、Μ-Ⅴ-7の打ち上げを最後に開発が中止されることになった。

固体燃料ロケットとしては、後継として仮称イプシロンロケットという名が上がっている。