α崩壊

読み:アルファ・ほうかい
外語:alpha decay , α衰变 大陸簡体 , α衰變 台灣正體
品詞:さ変名詞

崩壊の一種で、原子核α粒子(α線)を放出して他の原子核に変わる現象。α壊変ともいう。

これは、核分裂反応の一種でもある。

この現象によって生じる出来る新しい原子核は、α線分(陽子2中性子2)、すなわち原子番号が2、質量数が4小さくなる。

例えば、原子番号92のウラン(23892U)がα崩壊すると、原子番号90のトリウム(23490Th)に変化する。

原子核は、陽子中性子から構成される。特に、陽子2個と中性子2個の、いわゆるα粒子の状態が最も安定であるため、原子核はこのまとまりで存在する。

そして、原子核の陽子や中性子は核力(強い力)によって強く結び付き、一つの塊を保って存在している。

普通に考えれば、原子核からα粒子が飛び出すためには、この核力を上まわるエネルギーを何処からか得なければ、起こり得ない。しかし量子の世界では、そのようなエネルギーがなくともα粒子はトンネル効果を起こしてエネルギーの壁を越え、原子核から飛び出せるのである。

原子核から飛び出せば、狭い範囲にしか及ばない核力はもはや及ばない。次には双方が持つ電磁気力が働き、双方のプラスの電気により大きな斥力が発生し反発し合い、α粒子は高速に外部へと飛び出すことになる。

これを概念的に説明すれば、満員電車の中で身動きの取れなかった人が、突如人ごみを擦り抜けて外へ出るようなものである。