水素の吸収線スペクトルが観測されるⅡ型超新星のうち、線の幅の狭いものをⅡn型という。この線幅は膨張速度に対応し、線幅が狭いものは膨張が遅いことを意味する。
その正体は現時点では不明だが、LBV(高輝度青色変動星)など非常に重い星が進化の途中で表面を吹き飛ばす現象ではないかという説がある。もし進化の最後の爆発ではないとすると超新星とは呼べなくなってしまうだろう。しかし古典的な新星と比べ100倍程度明るいため、新星現象とも違っている。
近年知られるだけでもSN 1998S、SN 1999A、SN 1999br、SN 1999bw、SN 1999el、SN 1999gb、SN 2000ch、SN 2002an、SN 2003dv、SN 2003eiなどと次々にⅡn型超新星が観測されており、研究が進められている。