いて座A*

読み:いてざ・エイ・スター
外語:Sgr A*
品詞:固有名詞

銀河中心に存在する電波源。Sgr A*とも書く。いて座A*の*は、Aの上付き文字として書くのが正式である。

基本情報

銀河中心は、実際には複数の天体の集合体である。

現在、この銀河中心には三つの名前が付けられており、次のように呼ばれている。

  • いて座Aイースト (超新星残骸)
  • いて座Aウエスト (降着円盤)
  • いて座A* (電波源、ブラックホール)

この中心は、超巨大ブラックホールと、その周辺の降着円盤が正体であると考えられている。この周辺にはさらに円形状に回転する分子リングがあり、3本のプラズマの腕が、ブラックホールである、いて座A*へと伸びている。

質量は太陽の300万倍とされている。

周辺の塵により地球からは可視光線で観測することができず、電波観測もプラズマで拡散されるため困難で、観測が難しい天体である。

2004(平成16)年になって、VLBAによる観測で遂に大きさの観測に成功、いて座A*の大きさは地球軌道とほぼ同じ、ブラックホール自体も直径約2000万kmで、水星の軌道距離の半分にも満たないものであることが明らかとなった。