JAXAが、宇宙科学研究所(ISAS)とNASDAだった頃から共同で開発した大型月探査機で、月周回衛星(衛星の衛星)。
衛星は、主衛星と、2機の子衛星(リレー衛星、
縦横2.1m、高さ4.8mの角型の衛星である。
主に次のようなパーツで構成されている。
主探査機には、ハイビジョンカメラを含む次の15種類の観測機器が搭載され、月面上空100kmの極・円軌道を周回して月面の水や鉱物などを観測し、更にレーダーで地下5kmまでの構造を調査する。
この計画の主要な目的は次の二つである。
この探査機は2007(平成19)年10月5日に月の周回軌道に入った。以降は1年間かけ、地形観測や、月を構成する物質(元素の分布状況)などの観測を行なう予定である。これにより、謎の多い月誕生について、何らかの情報が得られると期待されている。
この月周回軌道への投入だが、難易度は非常に高いものだった。なぜなら、月と地球の重力の強さなどから、軌道が安定しないためである。
名前SELENEはギリシャ神話の月の女神セレーネに由来する。これはローマ神話のLunaに相当する。
愛称の「かぐや」は公募によるもので「かぐや姫」にちなむ。これは打ち上げ前の2007(平成19)年6月6日に発表された。約1万件の応募のうち、最多の約1,700件を占めたとされる。