アメリカの月探査機。人類を月に到達させた四回目の宇宙船である。ミッション名AS-510。
月面に66時間55分滞在し、二泊の任務となった。
三度の船外活動で合計28kmを移動し、無人観測ステーションALSEPの設置を行ない、写真撮影や77kgの岩石を収拾した。
また今回のミッションで初めて月面移動車が使われ、山岳地帯の探査で活躍した。月着陸船は8月2日に月を離れた。
岩石調査の目標の一つに斜長石の発見があり、そして船長たちはそれを発見することができた。
これは月が誕生した頃に地殻を形成していた鉱物で、月の成り立ちを知る上で重要な発見であった。後にこの岩は「genesis rock」と名付けられ、またこの発見を元にして、月の誕生理由の新説、ジャイアント・インパクト説が提唱されたのである。
アポロ15号は、295時間11分53秒の任務経過後の1971(昭和46)年8月8日05:45:53(日本時間)(7日@906)に、太平洋に着水した。
着水地点は西経158°8′、南緯26°7′、ハワイホノルルの330マイル(528.0km)北で、待機していた救助船USSオキナワから6.1マイル(9.76km)の距離だった。