鼻にツンと来る特有の刺激臭を有する無機物質のこと。劇物指定。日本では、宛字で「安母尼亜」とも書く。
物質単体としてのアンモニア(無水)と、この水溶液であるアンモニア水がある。
強塩基。水に溶かすと塩基性(アルカリ性)。熱を放出しながら水に溶ける。
酸、強酸化剤、ハロゲンと激しく反応する。
銅、アルミニウム、亜鉛や合金を侵す。また水銀、銀、金酸化物と化合物を生じる。
生物は蛋白質を摂取し、体内で代謝してアンモニアを生成している。
但しアンモニアは有毒なので、哺乳類はアンモニアを安全な尿素に変換して蓄え、ある程度溜ってから捨てるという方法を採用した。尿素は保水作用などがあり、これを生物は有効活用している。
ちなみに魚類や両生類は水が大量に利用できる環境にいるので、アンモニアのまま排出しても希釈され問題にならない。爬虫類や鳥類では尿酸に変換する。
工業的には高圧下、触媒を用いてN2+3H2→2NH3(ハーバー法)の直接反応で製造され、肥料、合成樹脂、接着剤、薬品用の尿素などの製造用途に利用されている。
また高純度のアンモニアは青色LEDやDVD用の青色レーザーダイオードなどにも利用される。
この物質は暗黒星雲などの中からも発見されている。
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