アンモニア

読み:アンモニア
外語:ammonia 英語 , 氨 支那語(大陸・台湾) , amoniak/o エスペラント
品詞:名詞

鼻にツンと来る特有の刺激臭を有する無機物質のこと。劇物指定。日本では、宛字で「安母尼亜」とも書く。

物質単体としてのアンモニア(無水)と、この水溶液であるアンモニア水がある。

  • 組成式: NH3
  • 分子量: 17.03
  • 比重: 0.7(水=1) (−33℃)
  • 融点: −78℃
  • 沸点: −33℃
  • CAS番号: 7664-41-7
  • ICSC番号: 0414
  • 外観: 無色の気体であるが、ボンベで圧縮液化ガスとして保存される。刺激臭がある。
  • 溶解性:

強塩基。に溶かすと塩基性(アルカリ性)。熱を放出しながら水に溶ける。

酸、強酸化剤、ハロゲンと激しく反応する。

アルミニウム亜鉛や合金を侵す。また水銀酸化物と化合物を生じる。

安全性

法規制など

  • 毒物及び劇物取締法(法 別表第二)
  • 悪臭防止法(悪臭防止法施行令)
    • 特定悪臭物質
  • 消防法(危険物の規制に関する政令)
    • 届出を要する物質の指定 (200kg以上)

危険性

  • 引火点: (該当資料なし)
  • 発火点: 651℃
  • 爆発限界: 15〜28 vol%(空気中)

有害性

  • 刺激
    • 腐食性: 眼、皮膚、気道に対して腐食性を示す
    • 刺激性: (該当資料なし)
    • 感作性: (該当資料なし)
  • 毒性
    • 急性毒性: (該当資料なし)
    • 慢性毒性: (該当資料なし)
    • がん原性: (該当資料なし)
    • 変異原性: (該当資料なし)
    • 生殖毒性: (該当資料なし)
    • 催畸形性: (該当資料なし)
    • 神経毒性: (該当資料なし)

環境影響

  • 分解性: (該当資料なし)
  • 蓄積性: (該当資料なし)
  • 魚毒性: 水生生物に対して毒性が非常に強い

生物有機化学

生物は蛋白質を摂取し、体内で代謝してアンモニアを生成している。

但しアンモニアは有毒なので、哺乳類はアンモニアを安全な尿素に変換して蓄え、ある程度溜ってから捨てるという方法を採用した。尿素は保水作用などがあり、これを生物は有効活用している。

ちなみに魚類や両生類は水が大量に利用できる環境にいるので、アンモニアのまま排出しても希釈され問題にならない。爬虫類や鳥類では尿酸に変換する。

工業

工業的には高圧下、触媒を用いてN2+3H2→2NH3(ハーバー法)の直接反応で製造され、肥料、合成樹脂、接着剤、薬品用の尿素などの製造用途に利用されている。

また高純度のアンモニアは青色LEDやDVD用の青色レーザーダイオードなどにも利用される。

宇宙

この物質は暗黒星雲などの中からも発見されている。