銀白色の金属元素の一つ。
安定同位体は一つのみ。
| 同位体 | 天然存在比 | 半減期 | 崩壊の種類 | 崩壊後生成物 |
|---|---|---|---|---|
| 87Y | ‐ | 3.33日 | EC崩壊 | 87Sr |
| β+崩壊 | 87Sr | |||
| 88Y | ‐ | 106.65日 | EC崩壊 | 88Sr |
| β+崩壊 | 88Sr | |||
| 89Y | 100.00% | 安定核種(中性子数50) | ||
| 90Y | ‐ | 2.67日 | β−崩壊 | 90Zr |
| 91Y | ‐ | 58.51日 | β−崩壊 | 91Zr |
希土類としては初めて発見された。イットリウムは生体と殆ど無縁で、毒性はないと考えられるが、特に薬効も無いと考えられている。
イットリウム鉄ガーネットは磁性体として使われるが、透明、低伝導性、強磁性体という特徴的な性質を持っている。
イットリウムアルミニウムガーネットはYAGレーザー素子として用いられている。
1794(寛政6)年、ヨハン・ガドリン(Johan Gadolin)によりストックホルム近郊のイッテルビー村で採取された鉱物から発見された。後にこの鉱物はガドリン石と呼ばれるようになる。
元素は、その村の名前Ytterbyからイットリアと命名された。しかし、このイットリアは実際には純粋ではなく、その後の研究により、最終的には九種類もの希土類元素が含まれていた。
具体的には、次のように単離されている。