イプシロンロケット

読み:イプシロンロケット
外語:epsilon rocket
品詞:名詞

JAXA宇宙科学研究本部(ISAS)が開発中の、衛星打ち上げ用三段式固体燃料ロケットの仮称。

固体燃料ロケットでは世界最強と評された先代のミューロケットだったが、政治的事情により惜しまれつつ退役となった。その後継として開発中なのが、このイプシロンロケットである。

カッパ(κ)、ラムダ(λ)、ミュー(μ)と来たので、同様にギリシャ文字が使われることになった。ミューの次はニュー(ν)だが、newと間違われるのが良くないと思われたか、少し戻ってイプシロン(ε)が採用されたようである。

イプシロンである理由は発表されていないが、ペンシルを入れると5番目なので、αβγδεからεが採用された、というもっともらしい説がある。

計画では、2011(平成23)年度に初号機の打ち上げを目指すとしている。

ロケット部

イプシロンロケットの第一段は、H-ⅡAロケット用の固体ロケットブースターSRB-Aを採用する。

二段目と三段目はまだ明らかにされていない。

システム革新

計画では、ロケット自体のコストはΜ-Ⅴロケットの約1/3程度を目標にする。

そしてロケット搭載系の点検は自立的に行なう仕様とし、地上設備や打ち上げオペレーションにかかる時間はをΜ-Ⅴロケットの1/4程度にすることを目標とする、としている。

これまで、ミューロケットにせよH-ⅡAロケットにせよ、大型ロケットは射場に依存するものであった。イプシロンロケットはこれを革新し、世界中のどこででも、ネットワークを介してロケットの点検や管制が出来る、それもノートパソコン一台で可能、このようなものを目標としているとされる。

これ以上についてはJAXAは語っていないが、次期ロケットの目標とする点を見ると、明らかにミサイルとしての機能を求めているといえる。将来は、国防の要となるロケット・ミサイルとなるのだろう。