インディカ米

読み:インディカまい
品詞:名詞

(アジアイネ)の種類の一つ。インド型。長粒種。

目次

分類

▼はAPG分類法における階層で、従来の階級にないもの。

  • ドメイン: 真核生物 Eukaryota
  • 界: 植物界 Plantae
  • 門: 被子植物門 Angiosperm
  • ▼: 単子葉類 monocots
  • ▼: ツユクサ群 commelinids
  • 目: イネ目 Poales
  • 科: イネ科 Poaceae
  • クレード: BEP clade
  • 亜科: エールハルタ亜科 Ehrhartoideae
  • 連: イネ連 Oryzeae
  • 属: イネ属 Oryza
  • 種: イネ sativa
  • 亜種: インディカ subsp. indica

旧階層

古い分類法での階層構造は次の通り。

新エングラー分類法

クロンキスト分類法

  • 門: モクレン門 Magnoliophyta
  • 綱: ユリ綱 Liliopsida
  • 亜綱: ツユクサ亜綱 Commelinidae
  • 目: カヤツリグサ目 Cyperales
  • 科: イネ科 Gramineae
  • 亜科: タケ亜科 Bambusoideae

インドやタイのほか、支那を含むアジア大陸内、南アメリカなどで栽培されている。インディカ米は、世界で栽培されている米総生産量の8割になる主流である。

日本でいう「タイ米」がこれであり、炊いた米は粘り気が少なくパサパサしているのが特徴。沖縄の伝統的な飲み物である泡盛(あわもり)の原料もタイ米である。

特性

粒は細長い。イネの背丈は長い。高温多湿地域に適している。

日本では1993(平成5)年に米の凶作に見舞われ、1994(平成6)年には米の緊急輸入を行なったが、そのうちの3割がタイ米だった。

インディカ米はジャポニカ米と性質が違い、食べ方が分からなかったことも災いし、悪い評判ばかり立ってしまった。あまりにも売れないので、ジャポニカ米とブレンドして無理やり消費させようとしたこともあったが、性質の違う米をまぜて美味しく料理するのは不可能だった。

炊き方

水と米が同量ならばパサパサ感が出てインディカ米の特徴が引き立つが、日本人の好みに合わないのは既に証明されている。

インディカ米を日本のご飯と同様に炊くには、長めに浸水し、米1に対して水1.3で炊くのがコツである。

用語の所属


関連する用語
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ジャバニカ米

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