非常に重く明るい小さな高温星。略称はWR星で、カタログ番号もWR。
星が進化の末期に差し掛かり、星の外層の水素が飛ばされて内部が露出しているような天体のこと。こうなった天体は、そう遠くない将来、超新星爆発を起こす。こういった星は数百個知られている。
太陽の20倍以上の質量を持つ大質量星であり、太く短く生きた後は超新星爆発を起こして他の星の材料となるが、この最終段階、ウォルフ・ライエ期に、莫大な熱と放射が発生し、900万[km/h]にも達するようなエディントン限界を越える恒星風が吹き荒れ外層部が吹き飛ばされると考えられている。このような過程によりLBVからウォルフ・ライエ星に進化する事例もある。
また、ここで発生する恒星風により周囲の星間雲が圧縮され、新しい星々が誕生する。NASAが2004(平成16)年1月5日に発表した情報によると、ハッブル宇宙望遠鏡を用いて銀河系内の61個のWR星を観測し、うち23個に新たに伴星が発見され、既に発見されたものも含めると59%に伴星がある、とされた。さらに高精度の観測を行なえば、さらに増える可能性も示唆されている。